風呂に誘われた

24時を回って、30分が過ぎた頃。最近はあまり鳴らなくなった携帯が音を立てた。2台持っているうちの一つ。プライベートで使用している方。

なんだかんだで、LINEとかも仕事で使ったりするからメッセージ系アプリの類は全て仕事用携帯を使っている。仕事用というだけに、仕事の電話はもちろん全てそちらに掛かってくるから、プライベート用の携帯が鳴ることは、かなり少ない。家族からか、学生時代の友人か。

大学の友人からだった。

「今から風呂行くけど、来ない?」

大学の頃いつも一緒にいた友達2人。我が家の近くの銭湯が夜遅くまでやってるから、今から行こうとしているらしかった。答えはもちろん、行く。

ちょうどシャワー浴びようかなとか考えていたし、家からも近いしと、行く理由はもちろんあったのだが、たとえシャワーを浴びた後だったとしても行ってたと思う。

誘われたら基本的には、のる。

この気持ちをベースに持っている。たとえ自分の気持ちが乗り気でなかったとしても、面倒だとしても、誘われたら付き合う。その相手が誰であっても。そこで起こる何かを逃すかもしれない。そんなふうに思ってしまうから。

ただアクティブな人では決してない。自らイベントを立てて、人を誘って開催する、ということはほとんどない。一人の時間が好き、というのもある。誘われたら、行く。ただそれだけだ。

圧倒的に受動的。能動的にはなれないと悟った時に、受動的を極めようと思った。本当は能動的に行動したほうがいいんだろう、とは思ったりもするけど、できないものは仕方がない。できることをできるようになる努力もあると思うが、できることを極める努力もアリだと思っている。

色々と書いたけど、ただ誘われて風呂に行ってきた。それだけ。会って、一緒に風呂入って、別れるまでだいたい1時間ぐらい。話した内容もたわいもないこと。

だけど、とても満たされた気分。言いたかったことは、お風呂はいいね。そこ。

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