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しつけ講座②伏臥(フセ)編

山梨セラピードッグクラブです。今回は「いくらしつけをしても身につかない」そんな飼い主さんのために、知っているようで知らなかったしつけ方法を伝授!これを読めば新発見があるかもしれません。

停座が完璧にマスターできれば、次のステップへ

前回の停座(スワレ)がマスターできれば、次は更に姿勢を低くする伏臥(フセ)に挑戦しましょう。

スワレの状態を維持したまま、飼い主さんが正面に移動し対面するようにしゃがみます。ポイントは、前回と同じく、おやつなどを極力使わず、飼い主さんへの意識を高め、訓練に集中させるようにすることです。

伏臥の訓練方法は、いくつかの方法がありますが、今回は最も簡単な方法のひとつを紹介します。「フセ」と号令をかけながら、ワンコの前両足を押さえるように持ち、徐々に前方にずらしていきます。その際、ワンコの前足が持ち上がってしまうと嫌がってしまいますので、前足を持ち上げないように2センチくらいづつ、滑らすように足を前方にずらしていくようにします。ずらす際にワンコが腰を上げてしまうなど、うまくいかない場合は、最初の停座(スワレ)の状態に戻り、根気強く繰り返しましょう。

高度なステップに進んでいくために、ひとつひとつの訓練を丁寧にクリアするようにしたいものです。


伏臥 ポイント①

停座が完璧にできるようになれば、スワレの状態から伏臥へステップアップ。前両足を押さえるように持ちます

伏臥 ポイント②

前足をずらしていく際、姿勢が崩れた場合は、根気強く最初に戻りましょう

伏臥 ポイント③

前足が完全に伸びれば自然に伏臥の体勢に。できたら充分褒めてあげてください


今回のまとめ

訓練の際、意識したいのが「声符・視符・ショック」の3つを基本の指示動作として連動させることです。伏臥になると少し複雑な要素が入ってきます。今後の訓練のためにも、その連動を意識することにより言葉の通じないワンコも、よりスムーズに意思が伝わり、集中力が高まり一緒に訓練することが楽しくなるはずです。


幹先生のコラム 〜メリハリある「声符」の効果〜

愛犬が素直に訓練に応じてくれない。そのような犬には、気持ちをより引き付けることが必要です。激励符(よしよしなど)で飽きさせないよう、様々な言葉で褒めてください。言葉で犬が訓練中に「集中しっぱなし」になるよう心がけてください。犬のやる気を一心にすることが「声符」の効果をもたらす秘訣です。


マガジンでもまとめているので、ぜひ他の講座もご覧ください!



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