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しつけ講座③立止(立って待て)編

山梨セラピードッグクラブです。今回は「いくらしつけをしても身につかない」そんな飼い主さんのために、知っているようで知らなかったしつけ方法を伝授!これを読めば新発見があるかもしれません。

四本の脚で立った状態でキ甲部を押さえる

今回は立止、すなわち犬が四本の脚で立ったまま静止した姿勢を維持する体勢を訓練しましょう。一般の訓練では、立止を訓練することはあまりありませんが、伏臥(フセ)、停座(スワレ)が飼い主さんの号令で完全にマスターできるようになった段階で、あえて立止を訓練することにより伏臥と停座をより意識させることができるはずです。

愛犬が四本の脚で立った状態でキ甲部(肩の上の、最も筋肉が盛り上がった部分)を押さえることで、犬は反射的に四本の脚に力が入り、自然に美しい立ち姿勢をつくります。フセやスワレの状態から無理に立たせようとして、飼い主さんの手で愛犬のお腹を下から持ち上げるのは犬の脚に力が入らず不自然な体勢になり逆効果になりますので要注意です。

立ち姿勢のまま「トマレ」または「ステイ」という号令で、そのまま静止させます。飼い主さんが「よし」という号令をかけるまでに、犬が動いて体勢が崩れてしまったら、再びキ甲部を押さえ体勢をつくり直しましょう。うまくできたときは前回までと同様、思いっきり褒めてあげることを忘れずに。


立止 ポイント①

飼い主さんは愛犬の右側に立ち、優しくキ甲部を押さえます

立止 ポイント②

キ甲部とは愛犬の肩の上の、最も筋肉が盛り上がった部分です

ここを優しく押さえることで体勢をキープします


今回のまとめ

ひとつひとつの訓練の関連を愛犬が理解するという意味でも「立止」は大切なポイントになります。立ったままの姿勢を維持することができれば前回までの訓練「スワレ」「フセ」の意味もより明確になるはずです。徐々に複雑になっていく訓練も常に関連付けを意識し、犬の理解度が増すような訓練を心がけましょう。


幹先生のコラム 〜重要な毎日のお手入れ習慣〜

愛犬がどこを触られても大丈夫なように、ブラッシングや耳の手入れ、爪を切る、歯を磨くなどのお手入れは仔犬のときから毎日の習慣にしておきたいものです。多くの飼い主さんは仔犬があまりにも可愛いので、嫌がることを避けてしまいますが、そういった習慣が身についている犬は訓練の際にもより能力が発揮できます。


マガジンでもまとめているので、他の講座もぜひご覧ください!



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