嫉妬

嫉妬

心にもたげる炎

あの人の全てを知っている
あの人の全てを受け取っている

誰よりも

だれよりも

ある日

あの人が呟く

その呟きは
見知らぬ人へ

知らぬ故の炎

わたしの心に
落ちた火の粉

不安の炎

その炎は心に広がる
わたしの
あの人の
信じる心を焼いていく


一滴の愛

あなたを
わたしを

知ることで
信じることで

炎は消える

そうして
あの人
わたし
二人を信じる自分に成れる

また一歩

そこには
二人の花が

一輪、咲いている


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