大和証券海外子会社にサイバー攻撃、情報流出など影響を調査

こんにちは。高橋です。
サイバー攻撃の標的が、狙われやすいグループ会社や子会社に本格的に移行しているかもしれません。

大和証券グループ本社の子会社で、イギリスにおいて企業M＆Aのアドバイザリ事業を展開するDaiwa Corporate Advisory（DC Advisory）がサイバー攻撃を受けたことが判明しました。

出典：大和証券

大和証券グループ本社によると、DC Advisoryのサーバやネットワークがサイバー攻撃を受け、4月6日に情報が外部に流出した可能性があることが確認されたそうです。

攻撃を受けた期間や被害の規模、情報流出の範囲、原因など、外部セキュリティ事業者の協力のもと詳細について調査を進めているとのことです。
業務への影響は出ておらず、サービスについては通常通り提供しているようです。

今回の問題を受けてDC Advisoryでは現地当局へ事態を報告しました。
国内においても大和証券グループ本社より金融庁に対して報告を行いました。

また今回攻撃が確認されたDC Advisoryと、大和証券グループ本社および同社イギリス現地法人ではネットワークを接続しておらず、影響はないとしています。
他グループ会社への影響については調査を行っています。