40代半ばに仕事の基本中の基本の大切さを現場から学ぶという話
いくつになっても人生勉強、というのはよくいわれることです。
私も常にいろんなことを学ばさせてもらっています。
まあ、社会人として30年もやってくるとそれなりに経験を重ねているのでいろんなことができるようになってきます。
それでも、自分がおかれた状況によっては、基本中の基本ができていない、なんてことに気付かされたりします。
今回は、あるプロジェクトの中での気付きを前々ブログで書いていたものです。今から5年前、45歳のときのものです。
失敗した経験と学びをリアルタイムで書いているので、まあまあ生々しいですね。
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さて、わたくし、今回のプロジェクトを通じて、プロジェクトマネージャがなによりも一番大事にしないといけないことを学びました。
これは別にプロジェクトマネージャだからということでもないのですが、、
それは、
「情報共有」
です。
なーんだ、当たり前じゃん、と思ったあなた!
そう、その通りです。
でも、これが、できなくなってしまっていたのです。
一番いけなかったのは、ある情報について、この人に言うといろいろ言われてうるさいから、その人は外してシェアしよう、とか、これを言うと大事になってしまうし、また作業が増えてしまうから、自分の中で飲みこもうとか、そういう考えに陥ってしまったことです。
利害関係者が実にたくさん登場するので、社外に対してはどの人には情報提供すべきかという選別は当然出てきます。
でも、社内で、少なくともプロジェクトチーム内で、それはやってはいけませんね。良いことも、悪い事も、とにかく情報シェア。それも、迅速に。
何かのミーティングが終わったら、議事メモはすぐシェア。議事録も早々に提出して内容をシェアし、合意していく。
プロマネが力を入れるべきタスクの大きな割合を占めるものなのだ、と、沢山の怪我をすることによって痛感しました。
そして、大事なこと。
そのシェアの仕方を「最初に」ルール決めしておく。
これがきわめて重要でした。ルール化できていたら、あとはそのルールに従って回していけばよい。
これがプロジェクト後半、ヘルプに入ってもらったスーパーPMさんの指摘で理解しました。
いやー、本当に全然ひよっこです。わかってなかったなぁ。
この年にもなって、こんなことが理解できてないのか!とお叱りをうけるかもしれません。もちろん、私はこういった情報共有をこれまでやってきていました。
でも、クレームを受けてパニックになって思考がフリーズしたり、この人にはシェアしなくても「いいかも」という先入観をプロジェクト初期にもってしまったら、情報共有やらなくなってしまうんですよ。
経験豊富なプロマネは絶対にそんなことはないでしょう。
今回、基礎中の基礎、「情報共有」の大切さを、とても痛い経験と共に学んだのでした。
40代半ばにもなって、こんな基礎的なことを、現場の失敗で学べるって、本当に私はラッキーだと思います。
この経験に感謝感謝。
では、今日はこのへんで。
### ここまで ###
45歳というそこそこベテランになっても、自分の心に余裕のない状況に置かれたら基本中の基本であることもできなくなるものなんだな、と改めて思いました。
だからこそ、プロマネは常に冷静な判断ができるようなスケジュールと体制を「できる限り」用意する努力をしなければならない、と思いました。
現在、あるお客様先でプロマネとして業務を行っていますが、ここではプロジェクト開始初期に
「ゴールデンルール」
というものを設けて、メンバーに共有しました。そして情報共有を徹底するよう心掛けています。
こういった失敗や痛い経験を経て、今の仕事のやり方につながっていくものだなぁ、と思ったのでした。
それではまた!
日々感謝 m(_ _)m
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