【第十三章】『唾液力アップ』が健康のカギ!?
はじめに
日本人の3分の2近くが生活習慣病で亡くなっています。
現代における生活習慣病は重大な問題です。
生活習慣病は日々の習慣が積み重ねられたことによって引き起こされます。
つまり、毎日の生活習慣を見直し改善することがこうした疾患の予防につながります。
病気を未然に防ぐためにも、
病気になる前の生活習慣の改善が何より大切です。
しかし、ただ見直すだけでは改善に直結しません。
正しい知識に基づいた健康管理が重要となります。
人の身体に関するクイズです!
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【問題】
1日に唾液はどのくらい出るでしょうか?
A.500ml (ペットボトル1本相当)
B.1000ml(ペットボトル2本相当)
C.1500ml(ペットボトル3本相当)
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正解は・・・
・
・
・
【C.1500ml】 です!
個人差はありますが、なんと500mlのペットボトルで
3本分も出ているんです。
「つば」や「よだれ」と言うとあまり良いイメージのない唾液ですが、
これだけたくさん分泌されるのは、身体に必要なものだからです。
「唾液力」が低下し、唾液が少なくなると、
身体のいたるところに影響が出てきます。
まずは、唾液の持つ健康パワーを紹介しましょう!
唾液に秘められた健康パワー
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唾液には非常に多くの役割があるのですが、
ここでは代表的な3つのパワーについてご説明します。
【1】抗菌パワー
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唾液には約10種類もの抗菌物質が含まれています。
普段、口には食べ物や空気を通じて多くの病原菌や雑菌が入ってきます。
唾液の力によって、この病原菌や雑菌が体内に入ることを防いでいるのです。
【2】粘膜保護パワー
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唾液に含まれる「ムチン」という物質には粘膜を保護する作用があります。
ムチンは刺激物や熱い食べ物から口の粘膜を保護するだけではなく、
胃の粘膜を胃酸から防ぐ働きもしています。
唾液が不足することは、胃炎の原因となってしまうこともあるのです。
【3】細胞修復パワー
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粘膜を守るだけではなく、傷ついた細胞を修復する作用も唾液にはあります。
ケガをした時に「なめれば治る」というのはあながち間違いでもないのです。
(唾液には雑菌も含まれているので、実際にはなめて治そうとせずに
きちんと治療をしてくださいね)
この細胞修復パワーは全身に影響し、
脳細胞の修復によるアルツハイマー病の改善効果も期待されています。
その他にも、消化を助けたり、虫歯を予防したりと、
唾液は幅広く活躍をしています。
「唾液力」が低下すると、様々な病気や身体の不調を
引き起こしてしまうおそれがあるのです。
乾燥、口呼吸、ストレスなど、様々な原因によって「唾液力」が低下し、
唾液の量が減ってしまいます。
そんな時には、ちょっと刺激するだけでじんわりと唾液が出てくる、
「唾液じんわりマッサージ」を試してみてください!
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