1日1枚 Vol.331 11月4日 ともだち

スクリーンショット 2021-11-04 22.18.44

レビュー用の作例撮影の合間に。
「コツを掴んだゾ!」と思っていましたが、掴めてませんでした。
復習しても狙ったモノが全然撮れなくて焦るよね。


写真展会場内のステートメントというかあいさつ文では「加工してないよ」ということを明示していません。
「フィルムシミュレーションACROSの再現性云々」という部分で暗に仄めかしていますが、非常に分かり難かったと反省しています。
フィルムシミュレーションってJPEGとかボディ現像のTIFFにしか反映されないからね。ACROSの粒状もそう。RAWデータでは無くてボディ(画像処理エンジンね)で現像することによってのみ適用されます。ACRとかC1とかでは再現出来ないところなので、上記の文言を採用しています。
こうしたフィルムシミュレーションに関わるところって、殆どの人が知らないことだったんだなー、と改めて気付きました。


「#撮って出し」とか「#無加工」みたいなタグがSNSでは見ることがあります。個人的な考えだけど、コレがピンと来ない人なので、同じニュアンスで受け取られたくないな、と考え遠回しな表現を用いました。
上手く説明出来ませんが、写真は楽しければ良いと思っているので、そういうパラメーターを開示することに価値を感じないし、偽りのタグを付ける人も沢山いるので。
某風景写真家や人物写真の人は「無加工」を売りにしていましたが、ワリとガッツリ弄り倒しています。なので、合成していないことを無加工と表現する世界線があるのでしょうね、きっと。
そういう経験もあって、「無加工」とかそういうことをアピールすることに良いイメージを持っていませんでした。

ところが複数の友人から
「初見だとフォトショップで上手に加工してるなー、って感じで、ビジュアルの面白さに引っ張られて写真の内容にピンと来ないところがあったけど、ワンショットで撮ってるって聞いてからガラッと見え方が変わったよ。はじめに無加工ってのを知りたかった。写真の偶然性とか、デジタルでアナログなことやってる面白さとか、どんなふうに撮っているのだろう?とか、想像出来るところが沢山あるのに勿体ないよ」
と言われ、なるほど、と。

意見を頂く度に「独り善がりだった」「もっと良い伝え方があった」と勉強になります。きっと格好付けたかったんだろうね。
なので、これからはガンガンに無加工アピールをしていこうかな。
頭の固い人間だから、こうやってひとつひとつ納得していかないと動けないというのが悲しいところだけど、納得出来てスッキリしています。

話は飛びますが、友だちが銀座で写真展を開催中です。
会期:2021年11月2日(火)~7日(日)
会場:森岡書店(東京都中央区銀座1-28-15 鈴木ビル1階)
開廊時間:13:00~19:00

てんてんは以下のスケジュールで在廊予定です。

11月5日(金)終日不在
11月6日(土)14:00〜17:00在廊
11月7日(日)16:00〜19:00在廊

お時間ありましたら、分散来場でお越しいただけると嬉しいです。

この写真は会場で販売している写真集に掲載されています。

友だちが良い写真撮ってると凄く誇らしいし頑張ろうという気持ちになるので本当に嬉しいです。

そうそう、個人的には写真の良し悪しは正直サッパリよく分からないので、好きか嫌いかで判断していますが、一概に「好き」というのも誤解を生む場合があるので「良い」という表現を使っています。豊田が「良い写真」と表現した場合は「この写真めっちゃ好き!」という意味です。


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