v.499(or020) 2023年 7月20日 黒と白


X-T5 + Tamron 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD (Model B060)
f/5.6

このレンズレビューは ↓

に載ってます。

軽いのに写りが良くて「この瞬間がタムロン」って感じ。
LV中の歪曲補正だけちゃんとやってくれねぇかな?って感じ。一眼レフだと思って使えば別に問題ないと言えば問題ないのだけれども。
使い勝手的にXF10-24mmのが良くね?という気持ちが現状では優勢です。
もちろんF2.8に価値を見出すなら断然タムロンでっせ。1段違うと世界が変わるからね。
写りは、私物の旧XF10-24mmと撮り比べた感じでは、どのズーム位置でも周辺はフジノンのが良かったね。ま、実用上はほぼ互角って感じです。

そのうちWeb版も公開されるのかな?


X-T5を買ってからというもの、カラーの写真にハマっていてなかなかモノクロに手を染める時間を作れなかったのですが、ここのところ折を見て従来機と同じ設定で好みのモノクロ調子が得られる設定を見つける為の実証実験を繰り返しています。
生粋のフィーリング派なので、手間暇は掛かるけれども実地で繰り返すタイプです。
とりあえず従来機(X-Pro2とかX-H1とかGFX50R)の設定を適用して撮り勧めていますが、全くもって好きじゃない黒白の量産に歯止めがかからなくて頭を抱えたのが4月中旬。登場時の新製品レビューでも実は「あれ??」と嫌な予感がしていたのを、カラーの表現の良さに逃げてしまって問題を先送りにしていた事を悔やんだ、といえば言い過ぎですが、気持ちとしてはそんな感じ。

気に入らないところを言えば、全体的にちょっとパリッとし過ぎているのよね。自分の好きなモノクロはもっとシットリしてるのよ。

そんな具合にカメラJPEGが全く好みじゃないので、ACR(Adobe Camera Rawね)で現像作戦も同時進行ですが、こちらも頓挫というか、少なくともカメラJPEGよりは良いけど、まだまだ好みとは言えないグレーにするのが精一杯。
やってやれない事は無いのだけど、ここから先は普通に手間が掛かるというか、ニコンユーザーだった時にやってた手法を復活させるしかないって感じ。本音を言えば、手間を掛けたくないのでカメラJPEGに拘ってフジの機材を使ってる側面もあるので、現像を頑張るってのは最後の手段にしたいワケです。
妥協案として、別のフィルムシミュレーションで撮ったヤツの彩度を抜く手に何度か走りましたが、そこまでは気に入ってない感じです。


職権濫用して中の人に助けを乞う(控え目に言って迷惑)かどうかを真剣に悩むくらいには参ってます。

ということで、現状でX-T5のモノクロを全然理解出来ていません。カメラ性能とかサイズとかその他諸々についてはとても気に入っているので、なんとかT5で出来ることを増やしたいのだけれども、息抜きにPro2で撮ったモノクロを見るとため息出ちゃうワケです。

X-Pro2 + ULTRON27mmF2

光の感じが全然違う写真見せられても・・・って感じだとは思いますが、Pro2のグレーの出方とT5のグレーの出方が全然違うのよね。
色々見比べてみると、T5がどちらかと言えば冷黒調でPro2とかの世代が温黒調っぽさがある、ように見えてきたので「調色してみる?」と思ってそっちも試したけど何か違う。

妙案思いつかないので、一度リセットしようとGFX50Rのモノクロを試してみると、相変わらず最高なワケです。

GFX50R + GF50mmF3.5R LM WR
このグレーの深さよ・・・

50R様の御威光によって「GFXで優勝」と分からせて頂いたので、気を取り直して、ひょっとしてピント位置か?とアタリをつけて微妙にピントを甘く撮ってみたり・・・

X-T5 + ULTRON27mmF2.8
ちょっとだけ前ピンに。

↑は、X-T5のピーキングが信用ならない事を学んだ後だったので、逆手に取って、カメラを信頼してピーキング頼りでやってみたら上手いこと行きました。
ピン甘については、これまでの試行錯誤の中では一番グッと来たのだけど、実際の運用となると狙ってシビアにピントを外すのってバカ難しいので、そうそうに心が折れました。

ダメ元で、粒状については全パターン試してみました。
結論から言えば粒状は無しのままで感度上げた方が良い感じ。Pro3までは粒状入れたのも結構好きだったのだけど、今作はなんだか嘘っぺぇのよ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?