1日1枚 Vol.31 1月1日 あけました

※18時45分に加筆しました。

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本年もよろしくお願い申し上げます。
お正月なのでトヨ魂スタイルで。

2020年っていろいろ大変な年でした。その一方で発売されたカメラやレンズで言えば超アタリ年(トヨタ的に)でした。
例えばニコンはZ系列全部素敵。D6も凄いといえば凄いんだけど、煮詰め不足よね。撮像センサーも一緒だし、電装系の刷新に併せてAFシステムを無理やり更新しただけ感が強い。十分っちゃ十分だけど、ニコンの看板だぜ?
話を戻しまして、Z系はカメラもレンズもハズレ無し。例えばZ24-200mmとか「どうせ高倍率でしょうよ」みたいな気持ちで使ってみると土下座で謝罪したくなる勢いでよく写ります。しかもお値段がベラボーに高いってワケじゃないのに凄いよね。下丸子の高倍率ズームはこのレンズを見習ってほしいけんど、あっちサイドはファームアップで写りがガツンと良くなりそうでもあるから伸びしろにも一応期待しています。管巻いてますが、それぞれ思想があって、見ている方としては楽しいです。


キヤノンは王者の貫禄。R5/6のエグさたるや・・・。AF→バケモノ。手ブレ補正→バケモノ。もう大バケモノです。正にカメラ史に遺る逸品じゃね?
そうそう、手ブレ補正ってCIPA基準でだいたい7段相当を超えるとマジで地球の自転の影響が出るんだって。手ブレと切り分けて自転の影響を高精度に検出出来るかどうかが7段超えるかどうかの境目らしい。
あとCIPA基準はもう時代に適合してないから刷新してほしいね。45MPと20MPじゃピクセル間の距離全然違うから手ブレのシビアさ全く変わってくるよ。


ソニは「上手い」としか言いようのない製品展開で相変わらずお見事です。α7C、そんなに好みじゃないんだけど、なんか欲しい。この「なんか欲しい」って思わせてくれるのが良いね。
α7S IIIはついぞ体験する機会に恵まれませんでした。早くあのEVFを体験してみたいし良くなった操作系も試してみたい。あとGマスターが登場してから色々とソレ見た他社がレンズを頑張っちゃったから、そろそろ性能差が気になるっていう人も出てきそうってのは先駆者の辛いところかも。とは言え、現状で必要十分といえば全くもってその通り。これ以上性能が良い必要はいまのところ無いと思われ。


パナはS5よりも絵作りの良さが印象的でした。写真に対して一家言あるハズのキヤノンやニコンより絵作り頑張ってる気がするんだ。開発にしてもとても柔軟な姿勢で取り組んでいるように見えるし、そもそもの展開速度がとても早くて、一時期のソニーを見ているよう。S1とS5は形状が個人的には合わなかったから買わなかったんだけど、真面目に作っていてとても好感を持ってたりします。次のカメラが出たらもう待ったナシっぽい。
期待したいのはパナの電装技術でシグマのコンセプトを具現化して欲しい。パナマ?シグソニック?どちらにしろLマウントは魅惑的で危険。


フジ、色々やっちまってる。X-S10とか反則。アレに手を出すとフジ沼(フジの病)まっしぐら。ってのが、X-T4に近い性能をあの小型サイズにぶっ込んでるし、一番問題なのがXシリーズってフルサイズの⅓くらいのコストで遊べるからウッカリ手を出すと尻の毛まで抜かれてしまうこと。望遠ズームで丁度いいのが無いとか、キットレンズのレスポンスがヘボいっていうネガ要素はあるんだけど、その一方では程よい単焦点レンズが充実しているっていう底なし沼的な罠がある。
あとXF50mmF1.0は銘玉(当社比)です。F1.0クラスのレンズを色々使ってみると、あの写りとサイズのバランスは絶妙だという事が嫌というほど理解できると思うんだよね。なんてったってAF出来るし(←とても大事)。結局ニコンはロマンで光学性能を追求した結果フォーカス系が重くなりすぎて最適なレンズ内AFモーターを作れなかったんでしょ?っていう穿った見方しちゃう。あのレンズも10年くらいは最先端の性能であり続けると思うんだけど、そのころまだ会社がイメージング事業をやっているか分かんないよね。てか、どのメーカーにもそういった危険性は当て嵌ることだと思います。
X100Fの方が写りは好みなんだけど、それでもやっぱりX100Vは良かった。今年はX-H1の後継機の発表あるのかなぁ・・・。


他にも言いたいことたくさんあるけど、まぁこんなところで。


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