Vol.437 7月25日 宣伝

Lumix S5 + S20-60mmF3.5-5.6

宣伝です。
PanasonicのLUMIXブランドのフォトスタイル(絵作り設定ね)の紹介の監修をさせていただきました。

本当はね、CP+でやったセミナー動画が分かりやすいから、そちらを見て欲しいのだけど、これまで分かりやすいとは言えなかったフォトスタイルの説明を分かりやすく纏め直した感じです。
これまで組織に属していたりゴーストでメーカーページに掲載されたり写真が採用されたりしたことはありましたが、本名は初なのでとても嬉しいです。

どのメーカーさんのWebページにも当てはまることなんだけど、各社の絵作り紹介のページってクソ分かりにくくて、開発が一体全体なにをやりたかったのか、どんな目標があって搭載したのか、みたいな事がサッパリ分かりません。フジくらいじゃないかな、コンセプトを示してるのは。

なので、ここで取材して教えて貰ったことと実際に使ってみて感じた事を言語化することがCP+のセミナーでやった一番の仕事でした。

なんでこんな事を記述してるのか?というと、CP+でセミナー担当することになって、パナのページを読み漁りましたが、フォトスタイルが何を狙ったものなのかがサッパリだったから。
結局自分が取材を担当した記事が一番分かりやすかった。
パナだけじゃなくて全メーカーの絵作りページは穴が開くほど目を通しました。マジで売る気があるのか?って思ったよね。
開発(関係者の意図)が自分の仕事を誇る気持ちになれないような公式ページとかカタログを作るのは駄目だと思うのよね。キヤノンのEOS R3はハッチャケ過ぎだと思うけど、その気持ちは分からんでも無いです。それくらい頑張ってるしね。でも、各社が頑張ってないか?というと、そんなことないし皆一生懸命製品作りに取り組んでるからね。ソコをしっかりとアピールすることで、ユーザーにも誇らしい気持ちになってもらいたいじゃない?その手助けをしたいというのは常々思っていたことでもあります。
トヨ魂みたいな場末の記事やっててどのクチが、と思うかも知れませんが、ガチリアルのブチ本気マジ(古い)です。

個人的にパナの絵作りってギラギラというかデジタルしてないので好きです。「目に優しい」って言えば良いかな?コンデジ時代からパナの絵作りって注目していて、某社でコンデジの評価やってる時からパナの画質を高く評価していたので上司からは「パナ夫」と呼ばれたりもしていました。
でもフィルム育ちの自分にはパナの絵作りが肌に合ったんだよ。誇張してなくて、変にシャープでも無くて。

時は進んで、G9 Proの世代から絵作りがさらに進歩。
からの、フルサイズのSシリーズがドン。
GシリーズとSシリーズで表現がほぼ統一されているから、どっち使っても同じような感覚で写真が出来るってのが良いところだね。

パナの絵作りは、乏しい語彙力を駆使すると「無理してない」っていう表現になりますが、実に普通です。何も足してないし余計な引き算もしてない感じ。これが非常に良い。
正に「見たまま」のどスタンダードでデジタル臭さみたいなのが希薄だと思ってます。
メーカーによっては特定色(波長)の感度が低いのか画像生成時のミックスが良くないのかは知りませんが、ビックリ色で出てくるところもあります。
そういうネガティブな意味でのビックリが無い、もしくは少ないのがパナだね。

私は各社のニュートラルかフラットの絵作りが好きで、フジでもProNeg.Stdを少し眠くして使ってるくらいだけど、パナに限って言えばスタンダードが一番好きかも知れない。それを常用するか?と言われればまた話は別だけど、マジで好きです。

人によっては画質にデジタル感があった方がキレが良いしパッと見の印象も強いので、そちらが好きな人には合わないかも知れないけれど。

私が普段使っているフジだと写真的に写ります。これがハマる人はハマるし、ハマらない人ももちろん居るので、好みの話。優劣じゃないよ。
パナが好きな人は多分フジも好きだと思うし、その逆も然り。

今回の写真はL.モノクロームDをカスタマイズしたもの。柔らかさもあって良い感じでしょ?



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