Vol.401 3月10日 コンポラ56mmX

X-H1+シグマ 56mmF1.4DC DN | Contemporary

X-H1とシグマ 56mmF1.4DC DN | Contemporary
例によって職権濫用でお借りしているレンズ。まだ評価しちゃ駄目な時の写真です。

シグマがXマウント参入した際に出たら買おうか検討していた内の1本。具体的には30mmと56mmが気になっていました。
30mmについては、XF35mmF1.4Rが草臥れて来たから。かと言って同じレンズを買い換えるのは憚られるお値段になっちゃったし、新型はちょっとエクスペンシブ。素晴らしく良いのは分かるんだけど、そこまで良くなくてもいいかなぁ・・・なんてワガママを発動させています。

56mmについては、XF56mmF1.2Rが寄れないから。写りはメチャクチャ好きでAPD版も試して酸いも甘いも噛み分けた上で素の56mmにしました。APD版はAFがコントラストAFになるからね。X-T4で使ったことは無いけれど、X-T3とかX-H1だと正直GFX50Rみたいな感じだったのよ。あと写りも素の方が好きで、APDの効果でボケそのものは柔らかいんだけど少し人工的だし。トータルではAPD版のが硬い印象を受けました。
で、XF56mmは70cmまでしか近付けないし倍率も0.1倍未満なので、体感的にもスペック的にも寄れません。実焦点距離が56mmなんだから50cmくらいまで寄りたいんだけどね。
そしたらシグマから56mmのコンポラが登場して気になっていたわけです。コイツは50cmで0.14倍までイケるから結構違う。

で、コンポラ56mm。
驚きの300g未満。純正は400gちょっとあって、このクラスで100g違うってのは結構違います。別に純正でも十分軽いんだけど、シグマ知っちゃうと気になる差異だな。
コンポラの不満はやっぱり絞りリングの有無で、どれだけ絞りリングに飼い慣らされていたか?を身を以て証明するカタチになっています。PからAにするのに前ダイヤルをグリグリ回すのが面倒なんだよね。あと絞りリングのが直感的だし。

写りは良さそう。純正よりカッチリしてない柔らか自然系で他の2本と同じく「なるほどコンテンポラリー」ってやつ。
純正のが分かりやすく描写の良さを主張してくるんだけど、コンポラは噛めば噛むほど良いね。
あと撮影時は開発ファームで使用感についてはイマイチな部分もあったんだけど、それでもViltroxとかトキナーのXマウントレンズより動作は安定していると思いました。お値段は倍くらい違うし、アチラには絞りリング付いてるけど、自分ならシグマ選ぶと思います。それくらい動作の安定感が違うんだよね。
プリセットWBで撮る&露出はマニュアル&現像はLrって人ならViltroxで良いと思うけれど、でもViltroxはIBISはドリフトするし、マニュアルで撮っててもEVFの明るさがコロコロ変わることあるし。そうしたプチ気になる挙動が多くて豊田的には撮影中にストレスが加算されていくように感じました。コレがもっと程度が良くなればViltroxもオススメできるんだけどね。

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