Vol.409 4月3日 桜と徒然とAF

Lumix S5 + S35mmF1.8

L.クラシックネオで彩度を+2。
CP+ 2022のLUMIXブースでセミナーやった際にあれこれ試行錯誤した中で発見というか、落とし所を見つけた設定。
フジのProNeg.Stdでカラーを+2にするのと似たような使い勝手の雰囲気(色味は違う)があって、普段使いするのに個人的に丁度良いと思っています。
大量だったり長時間鑑賞するならナチュラルかスタンダードでちょいアッサリに仕上げた方が見れると思っていますが、チロッと見るにはこのくらいが良い気がするのよね。
フジだとエテルナで彩度を+1かー2ってところ。エテルナは彩度をちょい上げかガン下げが良いと思っています。ちなみにプライベートでエテルナを使う時はー4運用する人間です。

誤解を招くことを承知で記述しますが、桜って個人的にはピンと来ない被写体なのであまり撮りません。
どうにも難しいというか、どうやったって「桜」だからね。
どうやってもその対象以外には見えない被写体の代表として「富士山」がありますが、あちらは天候や光線、焦点距離など色々な表情があると思うし、岡田紅陽氏の写真を見てみると圧倒されるものがあるように思います。

写真美術館があるので興味があれば。

桜の写真も大量に見たし撮ったりもしたけれど、やっぱりどうやっても桜なんだよね。
ナンデモカンデモ想像力を働かせられるタイプの人間ではないので、こうした被写体と向き合うと撮り倦ねて(あぐねて)しまいます。

S5を最近使っていますが、コントラストAFとは思えない賢いAF制御だと感じる時もあれば、これだからコントラストAFは・・・みたいにガッカリする時もあります。桜撮ってると後者で、似たようなパターンが画面内にある場合は背景側にAFしたがるのよね。S5が悪いというよりは距離検出のアルゴリズム的に別の条件を重視しているとかでイワユル苦手な条件に当て嵌まっているということなのだろうね。コントラストAFだけの症状ではなくて、像面位相差AFでもそういう制御のカメラがあります。
個人的には被写体は背景よりも基本的に手前にある、という考えを持っているいるので、AFは至近優先であるべきと考えています。背景にAFさせたい時は任意で選択するじゃない、普通はね。こういう合理的な考えをソニーは持っていると思うし実際ソニー機はAFが上手いと思っています。


ともあれ、こうした上手く至近側にAFしてくれない、もしくは被写体を見つけてくれない場合には、手を被写体近辺に持ってきて手にAFさせるなどした後に再度被写体にAFさせると都合良く動作してくれる場合があります。だけど面倒だし片手保持になっちゃうので状況によっては採れない工夫でもあります。ボタン1発で至近端もしくは至近側からAFスタートしてくれるような機能があれば撮影が随分楽になるんだけどね。どこか実装してくれないかしら?レンズ側じゃなくてボディ側に欲しいのよね。片手保持だとボディ側に無いとアウトだからね。

被写体認識についても同様です。似たような対象が複数あるような条件で奥側にAFさせたがるのは違うでしょう?と思ってます。
他にもパッと画面の端っこにAFさせたりね。
意図があって端っこでAFさせたいなら、普通は初めからそこ選ぶよね。追従(トラッキング)した結果端まで追いかけるのはアリだけど、イキナリ端まで飛んだりするのは野暮だよ。
こういう論理プロセスはトコトン合理的で一貫性のある制御を実現していてほしいと思います。私がAFについて「ポンコツ」呼ばわりしている際は一貫性が無かったりアルゴリズムの考え方が実情に即していない場合に用いています。単純に性能が足りない場合は「向いてない」的な言い回しをしています。

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