1日1枚 Vol.307 10月8日 性格

スクリーンショット 2021-10-08 22.11.31

X-T4とXF33mmF1.4R WR。

レビューで使った写真です。
コイツの写りがさ、ZのS-Lineみたいなんだよね。抜群にクリア。純水みたいにクリアというか、クリスタルみたいにクリアというか。とにかくヌケが良いって言えば良いのかな?
詳しい人の談だと「昨今のレンズではヌケの良し悪しを語ることは出来ません。ヌケの悪いレンズなど、現行品ではもはや存在しないからです」ってな言われちゃうね。光学的にヌケの良くないレンズはもう無い、みたいなことを設計者から以前聞きました。でも表現としては分かり易いからメーカーページでもその表現が残ってるんだって。

どちらにしろ、透明感がメチャクチャあってキレイに写るレンズです。性能の良し悪しで言えば抜群に良い。
このレンズって写真を見るよりも使ってみるのが一番良くて、撮ったときの現場の感じよりもキレイに撮れます、って言えば良いかな?
このシーンも「そんなにキレイじゃねーよw」って思いました。

透明感を表現とか冬とか、このレンズが得意なシーンで撮ると感動的な再現性で応えてくれると思います。

これまでのXレンズってもう少し濁るというか写真的なヴェールというかそういう柔らかさみたいなのがあったけど、コイツは方向性が違うので今までの路線が好みな人だと感心すれど感動はしないんじゃないかな?という気がしていますが、AFがスコブル付きで素晴らしいので、そっち方面で手放せないレンズにはなるね。

レンズの持ってる性格というかキャラクターみたいなものに、自分が合っている場合、それは素敵な相棒になります。
合ってない場合は探り合いの日々になります。でもある日急に霧が晴れて分かり合えることもあるし、ずっと暗闇の場合もあります。
分からない(合わない)時は「まだその時ではない(時期尚早とかタイミングが悪い)」と思って寝かせて新たな出会いを求めるのが吉だと思います。
全部が全部合うなんてことは十中八九無いので安心して下さい。写りが好きでも持ち歩くのに腰が重くて仕方ないとか、AFがポンコツ過ぎて使いたくないとか、そんなのザラ。コンビニの飲料水コーナーでコーラを見るくらいありふれています。機材はお値段がソコソコするので受け入れ難い事実として見てしまいがちだけど、ありふれた日常なので安心して下さい。赤信号みたいなもんだよ、本当に。

レビューはこちらに。


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