1日1枚 Vol.318 10月19日 良い写真

スクリーンショット 2021-10-16 16.14.16

XF33mmF1.4RとX-T4。
咄嗟に撮ったのでピント来てません。一応AF-Cだったのだけど、ノーファインダーだったので多分AFエリア(ゾーン?)に鳩を重ねられてないので空ピン。
ま、それも良いんじゃないかな?ピンぼけもまた写真の醍醐味です。

データの整理してたら「良い写真って何?」みたいな企画の原稿が出てきたので徒然。
自分が良いと思えば良い写真、で、よくね?と思います。基本それだよ。

なので「良い写真って何?」とポンと聞かれてしまうと内心では「知らねーよ、テメーの好みなんて。その基準は人任せかよ?」と思いますが、大人だし角が立つので言いません。

「伝わる写真」みたいな抽象的な表現をすることもあります。
冷静に考えてみて下さい。例えば「思いが伝わる写真」とかって言われても、そうそう思いが伝わることは、ないよね。言葉ですら難しいのに写真で伝わるとか信じちゃうのはファンタジーだと思っています。
それでも「伝わるといいな」という気持ちを込めてやるのは別の話だし、共感するしないというのもまた別の話です。伝わる写真という建前が違うんじゃね?と。
テクニックとしては、意識誘導するような撮り方もあるけど、それを「伝わる」というのかな?と言えば違うと思うのよね。

私がモノクロ好きなのは、単純に色弱で色が分からないという理由に付きます。色で繊細に状況説明するような表現はよく分からないのよね。それでシンプルにしたくてモノクロを選んでいるだけ。
こういう仕事をしているので、時々そういうことは記事にしたりしていますが、良いか悪いか?は個々が感じることであって、誰かが良いといえばそれが良いワケではありません。
美味しいと評判のお店に食べに行って、ピンと来ないというのはよくあります。好みの問題なんだから仕方ないじゃん?ってヤツね。同じ事は写真に限らずあらゆるジャンルで発生します。写真だけ特別ってことは全くなくて、アナタは貴方、ワタシは私。それはソレ、これはコレです。

共感したものが、たまたま大勢の人も共感出来た、というだけで私が良いというものが他の人も良いということではないし、価格設定が高価だからといって良いとは限らないです。
こうした無意識に比較して価値判断するってのは、一旦お休み。
自分の気持ちが何処に向いているのか?を考えてみるのがオススメです。

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