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未経験独学エンジニア海外就職 in Canada

私は、2022年6月に未経験独学からカナダでエンジニアとして就職しました。就職まで何を勉強したのか、その過程を今後独学でエンジニア就職を目指す人にとって少しでも為になればと思い、記録します。


キャリアチェンジ前

新卒でITコンサルタントとして4年程働いた後、キャリアチェンジを決断し退職しました。
ITコンサルタント時代は、主にインフラ周りのプロジェクトで設計や実装を行っていたので、業界経験は一応ありますが、HTMLやCSSって何?状態でした。働いていくうちに、ITはITでもインフラ領域になかなか興味を見出せず、またそこで成長する自分が思い描けず、どこに興味があるのか色々調べていくうちにフロントエンドエンジニアというポジションがあることを知りました。まさに私が求めていた、直接ユーザに影響を与えることのできるポジションであり、全く知識のない状態からどうすればフロントエンドエンジニアになれるのか、リサーチを開始していきました。また、前々から海外挑戦にも興味があったので、国内海外問わずいろんな方の体験記事を読んでいきました。
リサーチ結果、フロントエンドエンジニアになるためにはHTML, CSS, JavaScriptが必要で、さらには独学でも可能で、海外で就職している人までいる、ということを知り、これは自分にもできるのではと少しずつプログラミングに触れていくようになりました。

基礎の基礎(2020年1月~5月)

2020年1月頃から徐々に、仕事の後や休日にプログラミングを勉強していくようになりました。プログラミング初心者だったため、最初はProgateのHTML, CSS, JavaScriptのコースから始め、たまにDotinstallもやりつつ、コードを書くことを楽しんでいきました。
ですが、仕事をしながらの勉強で、またコロナの影響もあり各方面でストレスを抱えて思うようには進まなかったです。2020年6月以降はほとんど手をつけていなかったと記憶しています。
その後ずるずると何もしないままでしたが、当時の仕事に興味が持てずこのまま時間が過ぎていくことに焦りも感じ、早くキャリアチェンジをしたくて、2020年10~11月頃に、退職して本格的にプログラミングを学ぶことを決断しました。

HTML, CSS, JavaScriptを本格的に勉強(2021年2月~)

2021年1月末に退職後、カナダへ渡航し新たな生活環境の中、完全独学期間へとシフトしました。
引き続き、ProgateとDotinstallを使いつつ、Udemyのコースを受講し始めました。
この時期に使用したUdemyのコースは以下です。

  • Build Responsive Real World Websites with HTML5 and CSS3

  • Advanced CSS and Sass: Flexbox, Grid, Animations and More!

  • The Complete JavaScript Course 2020: Build Real Projects!

全て同じ講師の方ですが、めちゃくちゃお勧めです!それぞれHTML, CSS, JavaScriptを実践で使えるレベルまで高めれたと思います。
特にJavaScrtiptのコースは長いですが、theoreticalなことまでカバーされており、これ一つでJavaScriptの面接対策までできると思います。私は、Notionに自分用のJavaScript参考書としてコースから得た知識を纏め、新しい知識があれば随時追記し、今では面接対策や復習にそれを見返しています。
プログラミングの勉強をするとき、選択肢がたくさんあるためtutorial hellに陥りやすいと思います。私は、過去学生時代に、いろんな参考書に手を出しすぎて結局何も頭に入っていなかった経験を多くしたので、その反省を活かし、今回は一つをじっくりこなすようにしてみました。一度コースを受けた後は、ノートを見返したり、再度コードを書いてみたり、と何度も復習して知識やコードの書き方を定着させていきました。
上記のコースで知識をインプットした後、JavaScriptでレストラン検索アプリを作成しました。今思い返すと、この時わざわざJavaScriptのプロジェクトを作る必要はなく、すぐにフレームワークの勉強に移ることもできましたが、JavaScriptの知識を固める上では良い経験になりました。

Reactの勉強(2021年6月~)

HTML, CSS, JavaScriptを勉強した後、Reactの勉強に移りました。JavaScriptのフレームワーク(ライブラリ)としてReactを選んだのは、単純にカナダの求人を調べた時に最も必要とされているライブラリだったからです。ちなみに、これを見れば今の流行りが分かります。
この時期に使用した主なコースは以下です。

  • ProgateのReactコース

  • DotinstallのReactコース

  • Udemy: Modern React with Redux [2020 Update]

    • 現在は上述のHTML, CSS, JavaScriptのコースの講師のReact版も出ており、JavaScript同様にReactを深く学べておすすめ!

Reactも同様にProgateから始めてかる〜く理解した後、Udemyのコースへと移りました。一通りReactを勉強した後は、Reactを使ったプロジェクト作成に取り掛かり、映画データベースアプリとプロジェクトトラッカーアプリを作りました。プロジェクトトラッカーアプリは、バックエンドとデータベースの勉強も兼ねて、フルスタックアプリとして作成しました。

就職活動part1(2021年10月~11月)

この時点である程度動くプロジェクトを三つ(React二つ、JavaScript一つ)完成させていたので、仕事にアプライし始めると同時に、これまでの復習や面接対策などをしていきました。ちなみに、未経験の場合は、アプライするにあたりプロジェクトを2~3個作成しておいた方が良いと思います。
この時の私のビザステータスはビジタービザで、企業からスポンサーしてもらわない限りカナダでの就労はできない状態でした。コロナ禍でワーホリビザの発給が停止していたため、まだビザを取得できていませんでした。未経験でビザスポンサーをしてくれる確率はゼロに近いですが、とりあえず面接の経験がしたかったのと少しでも可能性があるのではと思い、アプライし始めていきました。
結果的に、未経験ビザなしの就活は非常に厳しかったです。ですが、運良くテクニカル面接含め複数の面接を経験できたことはこの時期の収穫になりました。

  • 応募数:66件

  • Phone Interview/Take home assignment:6件

  • 二次面接以上:2件(1件はビザがないと分かった時点で面接前にreject)

ビザ待ち(2021年12月~2022年4月)

一旦面接が落ち着いてからは、未経験にはビザを出してくれない厳しい現実を受け止め、ワーホリビザがおりるまではとにかく準備することに努めました。
以前作ったプロジェクトをリファクタして、機能を追加したり、知識強化をしたり、面接対策をしたり、また、unit testの勉強を始めたり、この期間は比較的ゆったりと次の就活に向けて有意義な時間を過ごせたと思います。

就職活動part2(2022年4月~5月)

待ちに待ったワーホリビザをゲットし、再度仕事にアプライし始めました。そして無事、5月後半に小さなエージェンシー会社からFull Stack Developerのmenteeとしてジョブオファーをゲットしました。

  • 応募数:156件

  • Phone Interview:5件

  • 二次面接以上:1件

  • オファー:1件

最後に

勉強法や使うリソースは人それぞれです。自分なりに調べて、自分に合ったものを取り入れてみてください。計画を練る上で、これから独学を始める方にとってこの記事が少しでも参考になれば幸いです。
簡単にでしたが私の独学経験を読んでくださりありがとうございます。

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