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#35 世界遺産訪問記(ボローニャのポルティコ群(2)・2024/2/2)

(承前)


■サンタ・カテリーナ

サンペトリーニオ聖堂から西に800mほど離れたサンタカテリーナ通りのポルティコ群が構成資産の一つとなっています
ボローニャで最古級とされるポルティコ群で、各建物においてバラバラに建造されたのかそのデザインや高さなどもまちまちとなっています
柱部分は石造りですが、ポルティコの天井を支える梁の部分にては木造のものも多く見られます
全体的にポルティコの天井が低いため、他の通りのものに比べると薄暗い印象を受けます

■カヴール広場とファリーニ通り

サンペトローニオ聖堂の裏手にあるガルヴァーニ広場から東のファリーニ通りのポルティコ群が構成資産の一つとなっています
街区としては資産家などの邸宅が集まっていたところということでポルティコも様々な文様や絵などで装飾されています

■サント・ステファノ広場

サント・ステファノ聖堂の前のサント・ステファノ広場を取り囲む建造物のポルティコ群が構成資産の一つとなっています
ポルティコは通路・アーケードとしてだけでなく、飲食店のスペースとしても利用されていて、住民とともに「活きている」世界遺産という印象です
ポルティコを支える石柱には様々な様式のものが用いられているのも面白いです

■ザンボーニ通りのアカデミー

大学のまちとしても知られるボローニャですが、そのボローニャ大学周辺のザンボーニ通りのポルティコ群が構成資産の一つとなっています
ボローニャ市立劇場から北東に延びる通りで、多くの学生の姿も見え、他の街区とは少し違う雰囲気のように感じられました

■この記事の動画はこちら

ポルティコという建造物の外構となる柱廊が世界遺産となっているので、記事では分かりづらい点があると思いますので、こちらの動画も合わせてご覧ください

■ラヴェンナ訪問記も併せてどうぞ


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