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028_音声入力でnoteを書いてみる

経沢香保子さんのこの記事を読んで、そうだ、音声入力やってみようと思い立った。タイピングに比べて3倍効率が良いというのは本当なのか?という実証実験。

遡ること10年前、僕は大学時代に聴覚障がい学生の就学支援サポートをしていました。聴覚に障がいを持つ学生は講師の先生が話す言葉が耳から聞き取れないので、先生が話した言葉を同時通訳者がパソコンの画面にタイプして、文字情報として利用学生に伝えるというもの。この仕組みの詳細は大学が作った紹介動画があったのでこちらを見ていただくとして。

この当時も音声入力を通して、通訳者を解することなく直接文字情報を提供するという試みがありました。ドラゴンスピーチという音声認識ソフトを利用するものだったのですが、当時の音声認識のレベルはそれほど高くなく、認識しなかったり誤変換が多くてあまり使い物にはなりませんでした。なので、音声入力に関しては「使える!」というイメージが全くなくて、例の経沢さんのエントリーを見ても正直半信半疑でした。

しかし時を経て10年後、今こうして僕が音声入力を試してみると、 Google日本語入力を通した音声入力に関して言えば、ほぼ9割以上の精度で日本語の音声を認識しています。 日本語の場合、人の話した言葉をあいうえおの音としてまず認識して、それを漢字に変換するという二つの要素があるのですが、漢字の変換に関しては所々不十分だなと思うところがあるものの、下書きとしては十分。ここまでの文章をざっくばらんに5分程度で話していますが、これだけの文字量をタイピングをするのは至難の技(なにしろ指が疲れる)なので、十分に日常使いのツールとして活用しうるレベルに達していますね。

ちなみに今回僕が取った方法は、Android端末にGoogle日本語入力のアプリを入れて、同じくGoogle製の Keep というアプリケーションを立ち上げ、マイク付きヘッドフォンを差し込み、マイクに向かって小声で吹き込むもの。変換されたメモを保存すると、パソコンのGoogle Keepにデータが同期されるので、細かな脱字を修正して、このnoteの編集画面に貼り付けて、必要なリンクを張って…という手順になります。

今日は初回なので、「タイピングに比べて3倍」とはさすがにできなくて、せいぜい2倍くらいでしたが、この入力方法、ありだなぁ、もっと磨いていきたいな、そしてアウトプットの量をどんどん増やしていきたいなぁと、思いを新たにしました。皆さんも是非、試してみてください。少し世界が変わるかも。

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