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009_報酬を得ること。自ら消費し、経験を得ること
ある日マッサージ二時間コースを予約して、お会計に壱万円払ったときにふと思ったこと。この施術師さんはこの壱万円のうちどれだけを自らの報酬として得るのだろう。そしてそれはその人に取って納得できる充分な金額なんだろうか、と。
今の自分は、有り難いことに稼ぎの数%をカラダのメンテナンスに回すことが出来るくらいの報酬を貰えていて、日々の仕事の成果として、その金額は充分過ぎるかなと思うことが多い。
その昔を思い出してみると、大学生の頃にアルバイトをして稼いでようやく手に入れたお給料が最も価値があったような気がする。そのお金で服や鞄を買って、ときには背伸びをして、気になる子を誘って遊びに行ったり。そのときのあれやこれやの消費経験はいまの自分の血となり肉となっている。同じことをいまやってもきっとだめで、今よりも若かったあの頃にやったからこそ貴重だったんだと思う。
今日も一日いい仕事をして、貰ったお金で美味しいご飯とお酒を飲んで、また明日に繋げたい。
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