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猫エイズ・白血病の検査

「人福祉現場に獣医療を」を合言葉に活動している動物病院、やまがた不妊去勢クリニックです。

今日は猫のエイズ・白血病の検査について、整理したいと思います。
その前にこのふたつの病気について復習したい方はこちら

検査方法

簡易検査が便利で広く普及しています。
血液数滴を検査キットに垂らし10分程度で結果がわかります。血液を使用するため採血が必要です。
当院では、手術と同時、多頭同時、往診、いずれも可能です。

簡易キットではなく、リアルタイムPCR法による抗原検査もありますが、時間も費用もかかるため、まずは簡易キットの検査をやることが一般的です。
リアルタイムPCR検査が必要な場合もありますが、少し難しくなるためここでは割愛します。

検査のタイミング

  • 家やシェルターに新たな猫を迎える

  • 親猫がエイズや白血病にかかっている

  • 一度陽性が出た子猫の再検査

  • 感染を疑う機会が発生した後

どちらも猫から猫に感染が広がり、根本的な治療法がなく、命に関わることもある感染症です。疑わしい時は検査を実施しましょう。検査の具体的な実施日は獣医師と相談してください。

検査結果の評価

陰性だから安心。陽性だから危険。と、検査結果は単純なものではありません。検査するタイミングと検査結果を加味する必要があります。再検査を指示する場合もあります。

これはまたの機会に。


やまがた不妊去勢クリニックでは、猫を保護している個人や愛護団体、福祉事業者を対象に多頭飼育や野良猫について助言及び動物医療提供を行っています。下記より問い合わせください。
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