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予約から捕獲までの流れ(後半)

前半の記事はこちら

後半は⑤以降についてです。捕獲しきれなかった猫がいる場合、ここからが最重要ポイントになります。

⑤病院に連れていく

予約した時刻に猫を連れてきてください。
それまでにまだ捕獲できていないねこがいる場合、捕獲器を仕掛けっぱなしにしてください。夜間と比べて日中は野生動物がかかる可能性が低く、比較的安全です。手術している間に他の猫が捕まったら、病院に連れてきてください。

⑤~⑦は最重要ポイント

捕獲できた猫が手術に行って、帰ってきて、リリースするまでの間が最大の捕獲チャンスです。前日と当日朝の捕獲で逃してしまった猫の捕獲確立がこれ以上高まるタイミングは他にありません。これは、手術済みの猫をリリースした後では、再度同じ猫が捕まる可能性が高いためです。

散ってしまった猫がフラっと戻って来たところに捕獲器が設置されている状況にしましょう。この状況をつくるために、捕獲器は仕掛けっぱなしで構いません。戻ってきたのを確認してから設置すると、設置している間に再度逃げられてしまいます。

これができるから、複数回に分けずに1日または2日連日で全頭捕獲を目標にするべきなのです。

⑥病院にお迎え

猫を返却します。時刻は頭数次第です。お迎えに来る際、当院から貸し出した捕獲器は返却してください。水や餌を与えるタイミングは獣医師の指示に従ってください。

⑦猫を放す

翌朝まで猫に異常がないかみて、手術済みの猫をリリースしてください。

猫にとっては捕獲されて、寝かされて、気づいたらなんか痛い。という衝撃的なことをやられています。数日戻ってこない可能性もあります。そんな子も、数日経てば戻ってきます。

まとめ

ねこを捕まえて病院に連れていくだけでも、ポイントをあげればこんなにあります。1,2頭ならこれほど気を遣う必要はありません。しかし、多頭飼育を解決に導くにはこれくらい必要になってしまいます。
当院に相談いただければ、その家庭、環境に合わせたアドバイスを行っています。


やまがた不妊去勢クリニックでは、猫に困っている個人や地区や自治体、福祉事業者を対象に多頭飼育や野良猫について助言を行っています。下記より問い合わせください。
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