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介護職員初任者研修(第13回)

介護職員初任者研修、第13回が終わりました!

前回までで演習メインの授業は終わりです。
第13回と14回は、「これまで学んだことを使って自分たちで考える」授業になります。

今回は以下3つの内容でした。
①座学:終末期のケア
②グループワーク:アセスメント(課題分析)の思考トレーニング
③演習:介助手順を考える

中でも、②グループワーク:アセスメント(課題分析)の思考トレーニングが中心でしたので、こちらについて書いていきます。



利用者さんの抱えている問題を解決するために行うプロセスを介護課程といいます。

介護課程のプロセスは、
アセスメント→計画の立案→実施→評価
です。
これをサイクルで回していきます。

アセスメントは、利用者さんの課題を明確にするために行います。

課題を見誤ってしまうと問題解決に繋がらなくなってしまうので、介護課程で欠かせないものになります。

アセスメントの段階でやることは、利用者さんに発生した問題に対して、「情報収集→原因追究(分析)→解決策を考える→生活課題を明確にする」ことです。

課題を明確にすることは、利用者さんの目標設定するような感じです。
(例えば、利き手の機能向上!、上肢の運動能力を高める!、楽しく整容できるようにする!などです。)

課題を明確にするための「考え方が大事」と先生はおっしゃっていました。

授業ではアセスメントの思考トレーニングを2通りのやり方で行いました。

1つは、発生した問題の事象から仮説を立てて行う方法です。
こちらは、最初に利用者さんの情報なしで発生した問題のみが提示されます。

そこから問題が発生した理由を考えられる限り考えて情報として書き出します。
利用者さん情報がないので、ここで出る情報は仮説になります。

次に利用者さん情報が与えられます。
その情報をもとに、最初に書き出した仮説を検証していきます。
そして正しい仮説のみに絞ります。

正しい仮説に対して解決策を考え、課題を明確にします。


2つ目のやり方は、利用者さんの希望を叶えるためにはどうしたら良いかを考えながら課題を明確にするやり方です。

こちらはテキストに利用者さんの情報があります。
その中から利用者さんの希望(今回の設定は「気持ちよく更衣したい」)に関係する情報を抜き取って書き出します。
その情報の中で、現時点で希望が叶わない原因と希望を叶えるための解決策を考え、課題を明確にします。

2つ目は1時間以上使ってグループワークを行いました。
課題を明確にするところまで、全て紙に書いていかないといけませんでした。

実際の現場でも「こんな感じでいいよね?」みたいな曖昧なことではいけないと思うので、しっかり課題を導き出して、書き起こすことは大切だと思います。
ただ、難しかったです😅

「考え方を知ること」はとても勉強になりました。介護現場だけではなく、他のお仕事でも役に立つと思います。

私は考えの根拠を説明することが普段から苦手なので、こういった考え方のトレーニングは個人的にとても役立ちました!

次回はレクリエーションをやるそうです。
ちょっと苦手分野ですが…頑張ります!




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