咄嗟の場面で、大きな声出せますか?
以前、トレーニング指導時の視点/視野について、投稿しました。👇
この投稿にも書いていますが、トレーニング指導者としてWTルームで選手を指導する上で、まずはじめに大事なことは安全管理です。
つまり、トレーニング中に起こり得る、怪我や事故を未然に防ぐことです。
その為に、いかに選手の動きに目を配り、できる限り多くの選手を自身の視野・視界の中に入れ、動きをチェックすることがポイントであることは解説しました。
次に、大事なこと、それは注意喚起、あるいは警告を発することです。
予見・予測をしながらも、不意に危ない場面に出くわすことがあります。
例えば、
・スクワット後にラックにバーベルを戻そうとする際に、片側のラックにかかっていなかった時。
・高重量がついているバーベルの片側だけ外して、バーベルがひっくり返りそうになる瞬間。
・ダンベルベンチプレスなどを実施後にダンベルを床に下ろそうとした先に、違うダンベルが置いてあった時
このような場面を目撃した瞬間、咄嗟に注意喚起や危険を知らせる為の警告として、大きな声を出すことはできますか?
咄嗟に「危なーい!」と相手がハッとなるような大声です。
こちらも先に投稿した以下のBook Reviewの中でも触れていますが、事故や怪我の危険があるような場面では、大声を張り上げでも強い口調で注意するべきであり、これは叱るという行為とは性質が違うものであるとのこと。
普段温厚で、叱るという行為をしたことがないような人でも、上記のような場面では強い口調で大きな声を発せられないといけないのです。
このようなことから、トレーナーやトレーニングコーチとして、大きな声をしっかり出せるかどうかというのは、大事な資質の一つと言えるのではないでしょうか。
かく云う私も、普段はボソボソっとしゃべり、日常生活において、家族から聞き返されたり、話し方に関して指摘を受けることが多々あります(笑)。
しかし、指導現場においては、大きな声を出すことを心がけ、必要に応じて強い言葉と大きい声で注意喚起することは頻繁にあります。
将来、スポーツ現場、あるいはトレーニング指導の現場で活躍することを志している方は、是非、大きな声を出せるようにしておくことをおすすめします。
JPFストレングス工房
鬼頭 祐介
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