大事なことを小さい声で話そう。 #07

インディペンデントで生きる、ということは、
他者と比較しない、ということと同義だと思うのだけど、
それを実践するのは難しい。またあるいは、
インディペンデントで生きる、ということは、
それ相応の孤独を引き受ける、ということと等価交換なのだとも思う。
いずれにしたってとても難しい問題だ。

考えてみればぼくらはこの国で普通の教育を受けている限り、
そのほとんどの場合において「目立つのは悪いことだ、周りの目を気にしろ」などと言われて育つ。果たしてそこにどんな意味があったのだろうか。
集団の中でサヴァイブする方法はなんとなく分かったけれど、インディペンデントで生きていく術は誰も教えてくれない。だからこそ無限の辿りつき方があるはずで、自分にフィットした生き方を模索することを人は妨げない。

その前に立ちはだかる他者との比較と孤独。これだけがぼくらが前進することを阻む最大の敵だと思う。時に他者からの声に耳を傾けず、視線に目もくれず、自分の道を歩いていくことは決して独善的なことではない。
今こそ各々が自分の好きな生き方を選び、理解者である友人や仲間を大事にしながら、のびのびと好きなことに邁進する。そこには「同調圧力」の息苦しさはなく、孤立ではない「心地よい孤独」が感じられるはずだ。

2020/7/18

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