Yasuko Shiokawa

2019年会社を辞めて東大博士に入学した私が提供する文系博士のリアルな様子。「文系が博…

Yasuko Shiokawa

2019年会社を辞めて東大博士に入学した私が提供する文系博士のリアルな様子。「文系が博士に行っても大丈夫」を伝えながら、進路になやめる人々のヒントになる情報をお届けします。

最近の記事

文系博士のお金のはなし

博士課程は長期戦。大学の教壇に立つまでも長期戦。 ということで、気になるのはお金の話。 博士課程の在籍年限は3年ですが、文系の場合、3年で博士号が取れるのは入学時に博士論文の内容がめちゃくちゃ固まっていて、学会発表や論文投稿のノウハウをもっている人だけです。そうでなければ博士号取得まで最低5年は見積もったほうがいいです。6年以上かかる人も結構います。お恥ずかしながら私もその一人。社会人から博士に来たため、学会にも入ってないし論文投稿のノウハウなんてないし、博士論文だってあく

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    • 博士課程のうわさとほんと

      1. 博士課程にまつわる噂私は現在博士課程に在籍している現役の学生です。博士課程は2つの意味で「難しい」と考えられています。ひとつは、頑張っても博士を取れないことがあること(称して「博士取れない問題」)。もうひとつは「博士を取っても職が無い」(称して、「職が無い問題)。どちらもあり得なくはないために、一般的な噂として広まっているものではありますが、今現在博士課程で過ごしている私からすると、かなりネガティブな妄想でしかありません。 本記事では、なぜこの2つの問題が単なるうわさ

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      • そうだ大学院へ行こう

        2011年、大学3年生の冬。「就職したい」という気持ちなんて1mmもなく(本人は当時それに気づかず)、なんとなく違和感を感じながら周りと同じように就活をしていたときに、ふとこんな思いが込み上げてきました。 「私、オリジナルの人生を歩みたかったんじゃなかったっけ?」 と同時に 「私、このまま大学の勉強終われるの?何の成果もあげてないじゃん。」 これが私の「そうだ大学院に行こう」の原点。 こうしてまずは大学院の修士課程に行くことを決意し、のちに博士課程へと駒を進めることに

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