AI・機械学習で何を解くか (本の宣伝です)
要するに
1.11/6に本が発売されます https://www.amazon.co.jp/dp/4798157791
2.AI・機械学習のビジネス適用を考えたい様々な業界の人に読んで頂きたいです
3.AI・機械学習を実装したい側の人にも参考になることもあると思います。
4.よかったら買ってください
本書を書いた動機
機械学習やデータ分析は「どんなデータを基に、何のビジネス課題を解決するのか」が大事と言われます。たとえば、Googleで「機械学習 問題設定」で検索すると大量に記事が出ます。
私は、いわゆるSIerで色々な業界のデータ分析・機械学習による業務改善のシステムを支援しています。
その中で思うのは、「何を解くのか」の整理された情報がないな、と考えていました。
このような、問題設定に関する知識は、Webで勉強会・Qiita・noteなどの記事を読んだり、日経系などの雑誌を読めば、ある程度手に入ります。しかし、このような情報は、webサービス的な企業・ゲーム業界・BtoC製造業や小売業などの業界に偏っているように思います。他の業界に関する機械学習適用は、それぞれの業界の技術者が集まる学会やコミュニティや雑誌を参照することでしか手に入らないように思いますし、それでも手に入らないかもしれません。
BtoB製造業や・インフラ管理業や・ヘルスケア系など、色々な業界で、「これからはAIの時代だ」「AIの企画をしましょう」となっていると思います。そのような「AIをやってみたいがどうしたらよいか」、という悩み中の方に、そもそもどんなテーマがありうるかを俯瞰的に提供したいという思いで執筆しました。
また、学生さんや、コンサル・SIer・AIベンチャーなどで、機械学習やデータサイエンスを仕事にしたいなという人が、
どんな業界のデータ分析をしたいのかを考える上での参考になるとも考えています。
想定読者層
・事業会社で、データ活用やAI・機械学習の企画やプロジェクト実行を任される人。または、これからそれをやりたい人。
・事業会社で、データサイエンティストにこれからなりたい人
・データ分析のサービスを提供している会社で、これから経験を積みたい人
・学生で、どんな業界でデータ分析をしたいかを迷っている人
上記の方が主な読者層と想定しています。
一方で、実際に機械学習のビジネス適用を何回もやっていたり、機械学習を用いたシステムを運用していてかつ多数のアルゴリズムや活用事例に精通している方には当たり前のことが多くて、学びが少ないと思います。
内容1 業界別のAI・データ活用のマップが俯瞰されている
36業界の、AI・データ活用のテーマ例が、一覧的に書かれています。
中には、機械学習というよりは、データを集めて可視化したら終わり、というようなテーマも含まれています。これは、企業の中でのデータ活用は、「技術的に簡単なもの」から「難しいもの」までをバランスよく企画し、実行していかないとならないと考えているからです。
自分の会社でのデータ活用のロードマップを書くときに参考にしていただくべく整理しました。
(出版社に許諾を取ってサンプル掲載)
内容2 業界別のAI・データ活用の事例が例示されている
36種類の業界別に、AI・データ活用の事例を、ニュースリリースなどに書かれている範囲で例示しています。
執筆者の能力の問題で、日本の事例がとても多く、かつ、WEBで見つけられた事例に限定されているため、完全な網羅は全く達成していません。しかし、自分の業界に近い業界で、どんなことが例えば行われそうかの参考にはなると思います。
(出版社に許諾を取ってサンプル掲載)
内容3 代表的なデータ活用テーマについて、実際に行うときのポイントが解説されている
良く行われる代用的なデータ活用テーマ8つについて、用いるデータや手法などについて
簡単な解説を記しています。
詳しい前処理やアルゴリズムなどについては書いていませんが、躓きやすいところや、分析データの加工方法などを触れています。全く実行したことがない人には参考になると思います。
(出版社に許諾を取ってサンプル掲載)
おわりに
本の説明は以上です。
私は、機械学習やAIが、敷居が高く、一部のハイクオリティな人や先進的な企業が使うものという感じになっていた面が過去あると思っております(データサイエンティストブームの初期はそうだったかなと思います)。
一方で、AutoMLの隆盛もあり、今後、色々な人が更にAIや機械学習を触れるようになっていくと思われます。
新興企業だけではなく、歴史ある日本企業でも、もっとAI活用・データ活用が進んでいき、業界が盛り上がることを希望しており、この本の上梓に至りました。
本屋さんで手に取っていただき、気に入りましたら購入いただくと幸いです。
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