二木康太への戯言

拝啓、二木康太投手(いつもは二木って呼び捨てしてしまっています)。
暑い日が続きますが、お元気ですか。

昨日のオリックス戦、気迫のこもった投球に震えました。序盤、ストレートを中心にフォークを活かした組み立て、打者2〜3巡目からはスライダー、カーブも織り交ぜながら7回まで粘り強く投げきりましたね。

6月30日。楽天打線に完膚なきまでにノックアウトされ、今季一軍わずか2試合の登板で二軍行きを目の当たりにした時、私はやりきれない気持ちでいっぱいでした。

高卒ドラフト6位入団、2年目の一軍初登板から早6年、その背中にエースナンバーの「18」を背負い、開幕ローテーションも掴み取っていたあなたに期待をするなと言う方が無理な話です。

二軍の登板結果もチェックしていました。
二軍戦では役者が違うとばかりに打者を手玉との結果を見、二軍では、「二木投手ができること」を「できるようにする」時間だったのかなと思いました。

結果が全てのプロ野球。1回の成功では信頼は勝ち得ないものかなとも思います。
ただ、その成功は次のチャンスを得るための大事なもの。

1軍に定着して6年間で7勝が3回、8つめの勝ち星がするりと逃げていく光景も何回も目にしました。

キャッチャーが構えたところに、ぐぐぐっと押し込んでいくストレート、長身なので角度がついてストーンと落ちるフォーク。

チームが勝つことは嬉しいです。順位ももちろん上の方が良い。
若手の台頭著しい千葉ロッテマリーンズ投手陣にあってこそ、その先頭をあなたが引っ張っていってくれる日を楽しみにしています。

いや、切望しています。

くれぐれも体に気をつけて。
来週の登板も楽しみにしています、その翌週も。

以前の背番号「64」のユニフォームを眺めながら。

敬具


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