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スタートアップでよく使う資金調達方法3つ|エクイティファイナンス編

ファイナンスブログ #1

こんにちは。ベンチャーに勤める人にとってファイナンスは非常に重要なものであるはずなのですが、ビジネスを真剣に取り組んでいる人でも意外と勉強していない人が多いように感じています。勉強しながら、アウトプットのためにファイナンスのブログを書いていこうと思います。

まず初日に整理するのは、調達方法について、特にエクイティファイナンスについて書きます。

エクイティファイナンスという資金調達方法

エクイティファイナンス、デットファイナンスというものがあります。エクイティファイナンスは文字通り株式の放出によって資金を調達する方法、デットファイナンスは負債の発行によって資金調達する方法です。

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アセットファイナンスやメザニンファイナンスもありますが、この記事では言及しません。今後深く勉強する際に記載します。

それでは、エクイティファイナンスの種類の説明から始めます。

ベンチャーの資金調達方法はいくつか種類がありますが、ここで3つ述べます。「第三者割当増資」「株主割当」「株式譲渡」です。


第三者割当増資

資金調達の記事を見ると一番出てくるものかもしれません。第三者割当増資は株式を新規発行し、既存株主の比率を希薄化させて調達します。

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そのため、株主総会を開いて特別決議を行う必要があります。出席議決権の2/3以上の承認を得られれば、そのまま調達が可能になります。

株主割当増資

次に、株主割当増資です。株主割当増資は既存株主から追加で出資を受けることであり、持ち株数に応じて有償で新たな株式が割り当てられます。

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割り当てを受けた株主に申し込み・払込をする義務はなく、申し込みをしなければ権利は消滅します。

株主割当増資は既存の株主に新たな株式が発行されますが、他の株主の利益を害することがないよう、発行する際の時価よりも安く発行されることが多いです。

株式譲渡

次に、株式譲渡です。株式を譲渡する代わりに金銭を払い込んでもらう資金調達方法です。

これは株式の希薄化が起こらないため、既存株主の反対を得にくく、それに伴って株主総会で特別決議を開く必要もないため、第三者割当増資に比べて比較的スピード感を持って調達ができます。

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他には公募増資などがありますが、公募増資までいけないベンチャーがほとんどなので、企業のフェーズが進むにつれて勉強すればよいかと思います。

まとめ

今回はエクイティファイナンスについて記載しました。図を追加したことでわかりやすくなったかと思いますが、図はかなり抽象度をあげて書いています。最後までお読みいただきありがとうございました。


※誤っている点がございましたらTwitterから指摘していただけますと幸いです。

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