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なぜ組織論が必要か

ティール組織、ホラクラシー組織、ピラミッド組織、ICS(インシデント・コマンド・システム)、NCW(ネットワーク中心の戦い)等、組織について様々な形態が昔から研究されています。

経営学を学んだことのある方は「マネジメント入門」のような授業で組織論について一部触れたことがあると思いますが、そもそもなぜ組織論があり、その存在意義はなんなのかということについて考えてなかったのでここでまとめます。

組織を作る目的

権限委譲をしていき、組織全体のパフォーマンスの最大化と効率化を図る

組織論など不要でただただ棚卸しを行えば良いとも考えられますが、人間は動物なので、なぜか猿山のような組織を自動的に構築していきます。

猿山(ピラミッド組織)の指揮命令系統は上から下へと流れるので、わからないものに関してはトップが常に意思決定をしなければならなくなります。そのため、ピラミッド組織が成功するかどうかはトップのカリスマ性に依存します。

そのため、トップが忙しくて判断ミスするとピラミッドが全て崩壊したり、トップが死ぬと異なるピラミッドが複数現れて相討ちするということが起こります。昔のフランク王国や古代マケドニア王国などもこれが原因で消えました。

なので、誰がトップであっても高いパフォーマンスをあげられる組織が最強ということになります。その場合、猿山は適していません。そのため、組織論があります。

組織論の目的

結果の成功要因をトップのカリスマ性から確率論へもっていくこと

となります。


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