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突然の別れ

家族がいなくなるのは寂しいものですね…

昨年12月15日、我が家の家族だった愛犬ココが亡くなりました。17歳でした。

去年はココの兄弟のシロンが亡くなり、静かになってしまったと思っていたらココまでいなくなってしまうとは思ってもみませんでした。

ココとシロンが我が家にやってきたのは、小学校高学年のときでした。ココとシロンから最初に舎弟認定されたのは私でした。ココとシロンが我が家にきて、家族の中で一番最初に『マーキング』されてしまったからです。

最初は驚いたし、悔しいと思ったりもしたけれど今となってはいい思い出です。ココとシロンは周囲に対して吠えてはいたものの、人懐っこくて威嚇したり噛みついたりもしてきませんでした。

特に嬉しかったのは、ココとシロンと一緒にベッドで寝ているときでした。私はココの弟シロンと寝ていたことが多かったのですが、ココやシロンはベッドに入ってくると、足元の方に降りて包まって寝るというのがお決まりでした。

特にご飯の準備や散歩の面倒を見たわけではありませんでしたが、仲のいい家族と寝ることができたりするのは嬉しいことだと感じていました。

しかし、ココもシロンもあっという間に私の前からいなくなってしまいました。私は愛する家族の最期を看取ることができませんでした。
シロンは病院で、ココは病院に向かう車の中で息を引き取ったと聞きました。私が最後に見たココの姿は力なく妹に抱かれている姿でした。

その日私は作業所に通所するため外出の準備をしていたところでした。そんな中で急にココが気分が悪くなり、動かなくなったのを見たときは少し嫌な予感がしていました。

結局、私は二匹の最期を看取ることができないまま不本意なお別れとなってしまいました。

私は今でも『家族』であった二匹がいないことに複雑な思いや気分になることがありますが、両親などは「もし、次の犬を飼うなら…」とたまに話していることがあります。

私はいくらペットが亡くなったとはいえ、そのあとわりとすぐに次の話が出ることが異常なことだと感じます。また周りの家族は犬たちが歩けなくなってから言うことを聞かないといらだちを見せるような場面もあったため、同じ家族としてココとシロンには申し訳ないことしたと感じています。

私は今後一人でペットを飼うかどうか考えるよりもココとシロンと一緒にいた時間とその存在を忘れないように生活していきたいと思います。

ココとシロンへ。頼りなかったかもだけど、家族になってくれてありがとう。今後は見守っていてください。

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