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毎日クロスワード。3月26日,今日は何の日?室生犀星のなくなった日!
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概要 このページでは「今日は何の日?」にちなんだクロスワードパズルを毎日提供しています。昔のことを思い出し,それを題材に周りのひとと会話するきっかけづくりにお使いください。毎日提供!(たぶん)
クロスワードにチャレンジ!
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今日は何の日(ヒント)
3月26日は室生犀星のなくなった日です。
室生(むろう)犀星といえば,次の詩が有名ですね。
ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆうぐれに
ふるさと思ひなみだぐむ
そのこころもて遠き都にかへらばや
とほき都にかへらばや。
昔は中学校の教科書に載っていたそうです。わたしのころには載っていなかったと思います。けれども,「ふるさとは遠きにありて思ふもの」という一文はよく知っています。「そして悲しくうたふもの」と続くのは,情動がぐーっと湧き上がりますね。
ところで,この詩には複数の版があるようで,大正2年のものには句点がなく,大正5年のものには句点があるなどの差異があるそうです。
室生犀星の「われはうたえども やぶれかぶれ」の冒頭に,詩をメモに書いていて,それをああでもないこうでもないと推敲している様子がでてきます。発表した後もああでもないこうでもないと室生犀星は自分の詩を見ていたのでしょうか。
室生犀星は実の親の顔を知ることなく,養子(ようし)にだされたといいます。子どものころも,学校をやめさされ,仕事についていたといいます。しかし,そこで文学を学び,その10数年後には作家(さっか)として生きていくことになります。
自分ではどうしようもない境遇で大成した作家,室生犀星。もちろんその小説や詩も興味深いですが,室生犀星の生き方にもとても興味を惹かれます。
関連する書籍
室生犀星 (著)「室生犀星俳句集」(岩波書店)
萩原 朔太郎・室生 犀星 (著)「二魂一体の友」(中央公論新社)
室生 犀星 (著)「蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ 」(講談社)
3月25日の答え
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