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突きしか打たないひとと稽古。

突きを打つとき

剣道の稽古のこと。

先生方が下のわたしたちに突きを打つ場合は,いくつかある。

  • 自分から攻めていないとき

  • 打突時の体勢を確認するとき

  • 中心の意識がないとき

攻めが足りず,打つきっかけがなく,困っていると,先生が突く。納得。

打突の際,腰が残る。腰が入っているかどうか確かめるために,先生が胴に剣先をつける。そこで打突すると,自分の体勢を確かめることができる。感謝。

突きを意識していないときがある。そのときに突き。感謝。

というわけで,突きというのは,なにかを伝える際の方法として使われることが多い。もちろん,わたしが先生に突くなんてことはないし,先生も突くことがない。突くまでもないでしょうし。むむ。

突きに対する応じ技

しかし,昨日のこと。あるひとと稽古。明らかに突くだろう。突きだなーというのがわかる。突くつもりの場合はよくわかる。

相手が突いてきたら,すりあげて面を打とう。3回,4回と試してみたけど(試しすぎだ!),すり上げられない。下を攻めて,そこからすりあげる。下を攻めるのがいけないのかな?けれども,突きが空いていないと突きはこないし。

これは基本練習やひとり稽古でイメージ作っておかないと,いきなり地稽古でしても無理。突きのほうがはやい。

タイミングが遅かったのかなと今振り返って思う。相手が来る!と思ったときに擦り上げの準備をするんだから,ちょっと無理だなー。面の軌道ではなくて,そのまま下からの突きだし。察知するのが遅すぎたんだ。今はそうわかるけど,そのときはちょっと思い至らなかった。やっぱり,突かれたら,かーとなるのかな?

突くとわかっていると,逃げるかーと思う。そういう気持ちがだめなのかな?逃げるかーというのは,逃げたいという気持ちの逆の表現だし。来い!と思うのがいいのかな。来い!というのは来ないで!の裏返し。来るなら,来てみろ!かな?

気持ちよりも単に技術の問題ですが。

今回の相手のかたは,たぶん中心が空いていることを教えてくださっていたと思います。わたしは今度は擦りあげようと突きをあける,また相手の方は突きを打つ。何度打っても,学習しないなーと相手の方は思われたのでしょう。学習しないわたしは今度こそ擦り上げようと突きをあける。

でも,稽古していないのに無理。なんだか,妙な稽古になってしまった。とても反省。がっくし。

なかなか対人稽古は難しいので,一人稽古でちょっと考えてみよう。

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