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山下達郎 Best Album(🔰入門編)

こんにちは、外もだいぶ暖かくなり花見シーズンも間近に迫ってきました。今回のテーマは山下達郎さんの作品を紹介していこうと思います!

数年前からアメリカを中心とする諸外国では、日本の70〜80年代Citypopが見直され、Sugar Babe、大滝詠一、角松敏生、伊藤銀次など数多くのアーティストが注目の的となりました。そんな海外での流れを受けて、最近では日本国内でも逆輸入する形でCitypopが再び流行の兆しを見せています。

このCitypopカテゴリーの「中核人物」といっても過言ではない山下達郎氏の名盤アルバム3枚を厳選して、簡単に説明していこうと思います!
実は筆者の苗字も「山下」であるので、個人的に親近感があるアーティストさんです。(どうでもいい情報ですいません。笑)
山達ファンの方からすると表現・知識等物足りない感じがすると思いますが、初心者向けの記事ですのでその点ご理解いただけると幸いです。

①山下達郎 -『Ride On Time』(1980)

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通算5作目となるスタジオアルバム。収録曲は全9曲から構成され、表題にもなっている A4:「Ride On Time」は言わずもがなの名曲です!
ちなみにこの曲はマクセル・カセットテープのCM依頼を受けて作られた作品で、CM映像にはご本人が出演する珍しい作品でもあるんです。その他にもドラマなどに起用されたり、山下達郎のヒット曲というとこの曲を連想する方が大多数なのではないでしょうか!またシングルバージョン(EP)とアルバムバージョン(LP)で少々曲調が異なるのも魅力で、気に入った方は是非その違いを自らの耳で確かめてみてください。

またこのジャケットのカバーの帯(プロモーション用の一言コメントなどが記されたもの)には、「いい音しか残れない」というキャッチコピーが用いられていて、音楽をこよなく愛する山下達郎氏の思いが込められた作品になっています。まずはこのアルバム、通しで聴いてみては如何でしょうか!

②山下達郎 - 『FOR YOU』(1982)

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通算6作目となるスタジオアルバム。本作をCitypopの名アルバムと紹介する記事は数多く存在し、筆者もその点は本当に同意できる内容です。
1曲目の「SPARKLE」から始まる本作は、爽快なギターカッティングの流れと心地よいリズムで多くのファンを虜にしてきました。僕も最初に聴いた時の衝撃は忘れることができず、今でも鮮明に記憶に残っています!

このアルバムの秘話として、前作の「Ride On Time」から約2年足らずで制作されたのですが、前作の大ヒットの影響によって全国ツアー・コンサートスケジュールが非常にタイトかつハードで、達郎氏は俗に「地獄のロード」という期間中に制作された面白い作品なのです。
多忙なスケジュールの中で行われる合間のレコーディング時間は、彼の音楽性に大きく影響を与え、結果として趣のあるアルバムに仕上がったのではないでしょうか。

筆者のお気に入り曲は、「SPARKLE」「Music Book」「Loveland,Island」です。その他にも、全体的に洗練されたポップな印象を与えてくれる曲が多く収録されているので、是非読者の方がこのアルバムから好きな一曲を見つけることができたらいいなと思っています!

③山下達郎 - 『SPACY』(1977)

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通算2作目となるスタジオアルバム。筆者一番のお気に入りアルバムです!
本作は①②の作品とは異なり、ヒットアルバムではないと思います。(週間オリコンチャートも当時最高59位と比較的当時は低評価であった。)
しかし!時代の流れは怖いですね、80年代に入り次第に有名になると”このアルバムもいいじゃん”という感じで、新規ファンから再評価を受けることとなりました。さらに近年のCitypop再熱の流れを受けてレコード価格は高騰、筆者所有のレコードも初版帯付きでプレミア価格が付き、1枚で数万を超えてくるという評価を受けています。

そんなことはさておき、なぜこんなに価格も上がったりプレミアがつくのか、、、。答えは単純で、いい曲が収録されているからなんですね!(なんかバカっぽいな。笑)
本作の名曲としては、1曲目の「Love Space」は必聴でしょう。筆者はなぜこんなにも一曲目に惹かれるのかわかりませんが、達郎氏の作品の多くは一曲目からそのアルバム全体のイメージを象る曲を収録することが多く、その点が筆者の心に思いっきりマッチしているのではないかと思います。

読者の皆さんも好きなアーティストアルバムの一曲目に惹かれることはありませんか?掴みの曲としてアーティストが選抜した曲で”いいな”と思ったら、きっとそのアーティストの心と聴く側の心は互いにマッチしていることが多いので、好きになりやすいのではないでしょうか。

最後に

今回は初めてアーティストに絞って記事を書いてみました。記事を書いていると、まだ分からないことや知らなかった情報が多く存在することを自覚できるので本当に嬉しい限りです。

それにしても最近のCitypopブームには本当に驚かされることが多いです。
最近サブスクを解禁した大瀧詠一さんなんて、数年前までは名前すら知らない若者なんて沢山いたのではないでしょうか。
筆者としては、是非このブームに乗ってより多くの方がCitypopに目を向けていただけたらいいなと思っています。

今回紹介した山下達郎氏の作品もしかり、その他知名度が低いアルバムも含めて、”眠っている名盤”もまだまだ多いのが現状です。筆者はレコードを収集していますが、是非サブスクだけではなくCDやカセット、それ以外の未発表音源等探って、好きな曲を共に掘り出していきましょう!ではまた。

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