落合陽一「30年後もまたここで会いましょう!」で締めくった基調講演の概要をまとめてみた件
「明日,オレ,幕張メッセでガチャガチャ音を出していると思いますよ!」
と話した落合陽一さん.それを鵜呑みに現地に足を運んだのですが…
落合陽一さんが主宰するオンラインサロン「落合陽一塾」.
毎週木曜22時から塾生の質問に落合さん本人が回答する「おやおち」があり,そこでの発言したのです.
ちなみに落合陽一塾では今年に入って,デジタルネイチャーと大規模言語モデルを考え,サロンメンバーも一緒に手を動かし,生成して,感動の連続を体感しています.
また,世の中に新たな動きがあると落合さんから情報のシェアがあります.下記が発表された数分後には「1日で10年進んだ」と解説がありました…早いです!爆速です‼︎中身濃いです!!!!
で,話しは幕張メッセの話題に戻ります.
「ガチャガチャ音を出す」の言葉にこんな世界を想像してたのですが…
落合さんは登壇15分前に会場に入り壇上でMacの繋ぎこみを行い…
でも,そこからずっとMacのディスプレイを見ている…
『トラックを作っているのか?』と期待しつつ,『あの姿勢は現場で講演Keynoteを準備する時の‥』とわかり10分ぐらいMacをいじって,一旦,壇上からはけていきました。。。
ちなみに会場の雰囲気はこんな感じ…
最前列でオレンジのシャツに迷彩柄パンツで一番目立っているのがわたし。。。
こうなったら,きちんと話しについて行こうと思い,項目レベルで話しの展開のメモを落合陽一塾生にシェアしながら(録画・録音NGだったので)傍聴しました.
今回は6月16日(金)に幕張メッセで開催された,Interop Tokyo 2023最終日最後の基調講演.メディアアーティスト落合陽一さんの「デジタルネイチャーと大規模言語モデル」の内容をまとめます.
デジタルネイチャーと大規模言語モデル
当日は録音・撮影禁止だった為,全体の構成と補足説明はこうだったかなレベルです.(別で,落合さんが「いいね!」を押してコメントなかったので大きなブレはないはず…)
また,今回のInterop Tokyo 2023は記念すべき30周年ということで,落合さんのプレゼンの中にも30年という単語を意識した話しの展開となっていました.
1. AIと人間の多様性:
AIの発展は人間の多様性とどのように組み合わさるかという新たな課題を引き出しています.この融合が、未来のデジタルリーダーシップの形を作る鍵となります.
2. 感覚器とデバイス:
どのデバイスが人間の感覚器に最適化されるかは,まだ解決されていない課題です.しかし,この探求過程自体が刺激的な経験となります.
3. AIと言語:
AIは日本語や手話など,あらゆる言語を翻訳できるようになると予測されています.そして,そのプログラムを開発する人間が,当事者自身であるべきです.
4. デジタル化と環境問題:
私たちは石油や二酸化炭素の問題を解決しつつ,自身のデジタル化も進めるべきです.
5. 所有権とAI:
欧州で承認された所有権の制度改革は,所有物の改造に対する「ブレイクする権利」を必要としています.
6. AIと学習データ:
AIの学習データは常に動いています.その変化をどう説明し,誰がそれを確認するのかという問題は重要な課題となっています.
7. 法律と21世紀:
20世紀に定められた法律は,今の時代に合わなくなってきています.これからの50年は大きな変化と法律の見直しが求められるでしょう.
8. デジタルと自然:
デジタルは自然の影にすぎないという認識は過去のもので,21世紀の世界では,デジタルは我々を支える重要な仲間となっています.
9. 人間の普遍性:
音楽や映像など,人間の普遍的な要素は変わらない.その中で新しいことを考え,楽しく過ごすことが重要であり,新たなデジタルの時代における生活の在り方です.これからの30年間で急速にデジタル化が進むと予想される中で,私たちは自分自身のデジタル化を進めつつ,人間の普遍的な価値と楽しみを見つけることが重要です.
落合陽一さんは、一人一人がデジタルの世界において重要な役割を果たす存在であり、それぞれが持つスマートフォン一台でさえも、私たちの生活に影響を与える重要なツールであると述べました。
そして、人間が音楽を楽しんだり、映像を作成したりといった普遍的な行為を通じて、人間性が変わらずに存続することを願いつつ、同時に新たな視点や考え方を模索する重要性を強調しました。
最後に、30年後も豊かで楽しい生活を送ることを期待しながら、講演を締めくくりました。落合さんの言葉は、未来へのポジティブなビジョンとともに、デジタルと人間性が共存する新たな時代を見据えた深い洞察を与えてくれました。
さいごに
落合陽一さんは同じ話しをほとんどしません.
プレゼンであっても話しの筋を変更したり,今回であれば即席のデモを行ったり,毎回アップデートされます.
また,講演の中で毎日Hugging Faceでコードチェックしてコード書いているというお話がありましたが,マジです.
マジで自ら手を動かし作り続けています.
そして,落合陽一塾の塾生もマジで手を動かし作っている人もいます.
もし,少しでも落合陽一塾に興味があるという方がいれば,一度,入塾してみてはいかがでしょうか?
そして,喜びを分かち合い,感動できれば嬉しいです.
(私はサロンの運営の人でもないですし,落合陽一さんのマネージャでもないです…)
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