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富士山に行く前の準備したこといろいろ

かなり準備をしていた富士山登山が悪天候で行けなかったため、来年以降のために今回調べたことなどをいろいろメモ。

なお、以下は初心者にも最も優しい「富士吉田ルート」から登ることを前提としています。

装備系

富士山登山は9月の一周目を最後に閉山する。その時期が最も寒く、山頂付近では0℃を下回ることもある。なのでインナーとしては「フリース」や「ダウンジャケット」などが必要。

自分も勘違いしていたが、『寒さ対策には厚手のアウター(ウィンドブレイカー的なもの)があればよく、スキー・スノボーのウェアで代用できる』と思っていたがそれは間違い。寒さ対策はアウターで頑張るものではなく、インナーを着込むことで対策するもの。アウターは薄手でもokで、風と雨さえ防げればよい。

装備系で重要そうなのはだいたい以下の感じ

- アウター(防風・雨を防ぐかっぱ的な感じ): モンベルなどのブランド品ならだいたい2~3万くらい
- 登山靴: くるぶしまで高さがある比較的しっかりしたものでないと富士山はキツイ。買うとだいたい1.5万~3万
- 機能性インナー: これはお金をかけたほうが良い。上下。それぞれ大体3千~4千円ほど。
- フリース: 8月下旬~9月ならかなり寒いらしいので必須。ユニクロのインナーなどでもokっぽい
- ダウンジャケット: ユニクロのウルトラライトダウンジャケットでも代用可
- バックパック: 30~38リットルのものがベスト。買うと1.5万~2万ほど。
- 帽子: 直射日光がすごいので必要
- サングラス: 同じく光が強いのであると良い。
- ニット帽、ネックウォーマー: 9月の登山なら必要だとおもわれる。耳が寒いのがツライとの噂。雨がふるとニット帽は使えなくなるが...
- 杖: 下るときにあると膝が楽になるらしい。なくてもokという人も多い印象。以下のお店でレンタルすると勝手についてくるのであるなら使う感じで。

山道具レンタル屋で一式借りるのも全然アリ。安いし、貸し借りが送料無料の郵送といろいろ便利。

自分の場合はインナー系は全て自分で用意し、アウター系をこちらをレンタルした。

まとめて1万円ほどなのでかなりお安い。帰りに富士山5合目店で返却できるのも便利。

ただし、値段相当にはヨレヨレ。色もあまり選んだりできないので、服装のテンションも高めたい人はアウターなどは買って、靴やバックパックなどはレンタルすると良いかも。

持ち物

- 水: 1リットルのペットボトルを2本持って上がって、足りなければ山小屋で買い足すくらいがベスト。山小屋の水の値段は500mlで600円とからしいが、身軽に登山できることを優先した方が良い。
- 高山病対策: こればかりは運や体質っぽい。5合目で1時間ほど体を慣らしたとしても罹る人は罹る。フルマラソンを趣味にしてる人でも高山病になり、研究室でデスクワークしてる運動0の人がピンピンしていたという話を聞いていろいろ諦めた。
- ダイアモックスという薬が効果的らしい。医師の処方が必要だが心配な人は持っておくと良い
- 圧縮型酸素ボンベ: 気休め感があるがお守りとして。小さくて持ち運びに便利。ちと高い。
- 飲む酸素: 気休め道具その2
- 食べる酸素: 気休め道具その3

ざっとまとめ

■持ち物 (必須)
ザック
登山靴
山用カッパ
保険証
防寒着 (頂上は5℃前後)
帽子
ヘッドライト(無ければ懐中電灯)
軍手
水(最低2L)
常備薬
タオル (山小屋で枕カバーとして使用)
お金
(もし高山病で吐くことが合った場合の)エチケット袋的なもの

■あれば良いもの

ゲイター
スポーツタイツ
サバイバルシート
飲む酸素
高山病の薬
日焼け止め
汗拭き
マスク
非常食
ゴミ袋
カメラ
耳栓
カイロ
ウェットティッシュ

車で行く場合

富士吉田ルートである場合を前提とする。

車で向かう場合はマイカー規制があるので、富士吉田IC近くの「富士北麓駐車場」にマイカーを停め、シャトルバスまたはタクシーで富士スバルライン五合目に向かう。

シャトルバスのスケジュールは以下

山小屋予約

以下のリストから選んで事前予約。土日は2週間後とかなら普通に埋まってるのでお早めに。

初心者なら富士吉田ルートを選択し、8合目くらいの山小屋に一泊、夜中の12時くらいに出発し、山頂で御来光を見る、くらいのスケジュールが良さそう。7合目に泊まってもいいけど、7合目から8合目まで80分あるそうなので、できれば1日目に8合目まで登って、夜中の暗くて寒い登山の時間を減らした方が得策かもです。

目安の登山時間関係図

富士山の天気の調べ方

一番重要。
- ざっくりとした登山予定日は以下を見て決めると良さそう。Cの日はやめたほうがよさそう。

日が近づいてきたら更に詳細な情報を得るべき。

- 雨雲の予想:直近の雨の動向確認。15時間後までみれる

- 風速: 3kmか4kmが山頂の風速予測


 
- 富士山山頂の気温


- 富士山ライブビューカメラなんてのもある

危険の判断

富士山で1番危険なのは、雷と風です。普通の山なら木がありますが富士山は避ける場所がありません。山小屋に避難するだけです。
ツアーの場合は風速15mで要危険撤退検討、20mで行動不能になるため中止でした。登れたとしても下山に3時間くらいかかるので、無理は危険です。風速20mというのは台風のときの風くらいです。
気温については、山頂気温が5℃くらいの場合、風速20mあると体感温度では氷点下5℃くらいになると思います。普通の装備だと低体温症の危険ありです。また山頂付近は混雑するので、イメージとしては大晦日の夜に大人気の神社で長蛇の列に並んで初詣を待ってるイメージ。

その他参考
- http://fujisan.rash.jp/weather.html

御来光は見えるか見えないか?

基本雲の上にさえ出てしまえば見える可能性は高い。
なので別に山頂に登る必要は絶対ではなく、7合目あたりからある山小屋でも見れる。
体力がキツイ場合は山頂御来光以外の選択肢を選ぶのも全然アリ。

大雑把なスケジュール

以上を踏まえ、初心者なら以下の感じが良さそう。

- 10時くらい: 5合目に到着。お昼ご飯などを食べながら1時間ほど高所に体をな
- 11時くらい: 登り始める。6合目までの道をめちゃくちゃゆっくり進めば高山病リスクが下がる。元気だからといってここで早く上がろうとしてはいけない
- 17時くらい: 7or8合目の山小屋到着。かなりマージンをとってこの時間帯。普通なら6時間あれば山頂まで上がる人たちもいる
- 18時: 山小屋で就寝
- 0時: 山小屋を出発
- 3,4時: 山頂到着
- 5時代: 御来光
- 元気ならお鉢めぐり 1時間ほど
- そこから下山すると昼前には5合目に戻ってこれる。

下山後温泉

登山の汚れを落とす。このあたり行くと楽しそう。




周辺の観光

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「カチカチ山」の舞台。ロープウェイを登った先からは河口湖と富士山を一望できるめちゃくちゃ気持ちい場所。なぜか外国人がめちゃくちゃいる。

行ってみたかったが行ってない。

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