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[写真ブログ]箱根一泊ぶらり旅with犬

週末に友人たちと箱根に一泊二日のワーケーションをしてきました。葉山、鎌倉、藤沢方面から集まって、海岸線を車でずっとドライブして箱根にいく感じです。
友人宅のワンコが一匹いたのでワンコ様にも配慮されたルート計画にもなってます。

本日の主役
出発は快晴の片瀬江ノ島駅から

ランチ 小田原漁港とと丸食堂

名物の「とと丸頂上丼」。煮干しスープ(?)で味変もできる

小田原にある漁港に併設された商業施設。開放的な空間で海鮮ランチ、小田原ご当地商品などが買える。海も見える広いテラス席はペット同伴も可能

漁港併設の飲食店といえばガヤガヤしたちょっと汚い印象もありますが、ここの商業施設は2019年に小田原市によって交流拠点として作られた施設とのことで綺麗だし、やる気のない公共施設と違ってちゃんと物を売ろうとする気概を感じられてかなりいい感じ。ランチも迷うほど種類が多く、しかも全部美味しそうなのがすごい。

土曜日の13時過ぎに到着したときには券売機列は50組ほど並んでおり長蛇の列だったが、相当な人数でオペレーション回しているためか券売機列は15分ほど、券の購入から実際にご飯を受け取るまでは10分弱と想像よりは待たなかった。回転が良いのと席数がかなりあるので混雑時間帯にいっても30分もあればご飯は受け取れるっぽい。good

テラス席。ペットもok
大人数でオペレーションしてるので、支払いしたあとは出てくるのが早い。
おまかせ地魚3種丼
賑やかな物産コーナー
小田原といえばレモン

休憩 HAKONATURE BASE

2023年に4月に開業した新しい施設。箱根の自然をもっと楽しむためのフィールドアクティビティ拠点として作られたらしい。箱根駅から徒歩でも行ける。

地元の地ビールである強羅ブリュワリーのtapを飲めたり、カフェがあったり、NORTHFACEのショップが入っていたりとおしゃれな施設。

テラス席や犬がうろうろできる庭もあったのでペット連れも大丈夫そう。二階にはしっかりしたワークスペースもあるそう。

地元のクラフトビール"強羅ブリュワリー"の醸造所があった
それがタップで気軽に飲める。good
この施設自体がアウトドアアクティビティーの玄関先、ということで緑が多い。ペットもウロウロできる。
一緒にいった友人の知り合いがメディアアート的な展示をしてるとのことで訪問
箱根といえば伝統工芸の寄木細工。それとgenerative artを組み合わせた展示だった。詳細はこちら

宿泊 プライベートリゾート犬の日

入ってすぐわかる、めっちゃいい宿。

名前通り、犬連れ客をメインターゲットにしたプライベートな戸建て宿泊所。

古民家のおしゃれリノベでとても広々している。今回はちょっと仕事もする目的があったら、広い作業デスクと早いWiFi(60Mbps前後)もあり十分仕事できそうだった。プロジェクターも完備されているため会社のメンバーとかときて合宿をしたりするのも良さそうだった。

風呂は内風呂と外風呂があり温泉が引かれている。犬専用(!?)の露天風呂もある。

リノベして間もないようでかなり施設は綺麗だった。場所的には車が必須になるが、駐車スペースに2台は十分置ける感じだった。そこそこお値段は張るが最大8名宿泊できるらしいので一人当たりにすると1.5万ほどになる模様

お犬さまの現場確認(臭いチェック)から。
左手は犬用の温泉。小さい。おもろい。愛犬を眺めながら一緒に入れる風呂楽しいだろうな。
内風呂は温泉が引かれている
お犬様専用部屋。ペットケージではなく1部屋割り当てられている。贅沢。撮影用の衣装や小道具も揃っている。
プロジェクターも完備
キッチンとダイニングテーブルも広々
2Fの廊下&洗面所。1Fにも2人並んで使える広い洗面台がある
メインベッドルームは2部屋あり、そのうちの広い方
小さい方のベッドルーム。2人寝るには十分なサイズのベッドがひとつ
犬が走ったりBBQできたりする広い庭

施設の見た目は綺麗であるが、自然が多いところかつ元古民家であるのでどこからともなく虫が入ってくる。寝ていたところにデカい蜂やカマドウマが侵入してきて飛び起きてしまった…。虫が絶対無理というひとは注意。

夜ご飯 GORA BREWERY&GRILL

たぶん蔵っぽいところを改装した店内

夜ご飯は、宿泊施設からタクシーに乗って数分のところにある、クラフトビール醸造所を併設したブリュワリーレストランGORA BREWERY&GRILL へ。強羅(Gora)は地名なのでこのあたりのクラフトビールということらしい。

店舗が内装も外装もとてもおしゃれでテンションがあがる。なぜか外には足湯も設置されており、入店待ちの外国人たちが楽しんでいた。人気店なので予約は必須。

ブリュワリーレストランなので強羅ビールのtapが飲める。4種がまとまったsamplerもあるのでそれを注文した。とても良い。フードは全体的に値段に対して少量で、インバウンド向けの価格になっている印象。

外壁が赤で奇抜なのにかっこいいのすごい
こういうメニューが一番良いに決まっている
みんな大好き飲み比べセット
夜になると庭がライトアップされてかなりかっこいい
とにかくかっこいい。入口にどでかい岩があるのもかっこいい。
足湯があるクラフトビール屋を初めて見た。さすが箱根

このあたりはGOアプリでタクシーを呼べはするが、台数が少なすぎて30分は待つことを覚悟しないといけない。またドライバーが高齢なのでナビも使えず道を口頭で指示する感じに。これが噂に聞く地方タクシー問題か。
箱根はかなり斜面が多いので歩くには非常につらい、のにあまりにもタクシーが捕まらないので坂道を徒歩30分歩いて帰ることにしたが、ビールとご飯食べたあとには非常に堪えた…ご飯が満足でもガッカリ体験になってしまう。外国人のみなさんももれなくホテルまで帰ることができず歩いている人が目についた。なんかスマンという気持ちになってしまうなぁ〜〜〜

朝ご飯 COFFEE CAMP

google mapで見つけた人気のコーヒー屋。朝から人がいっぱいで人気を伺える。
ホットドックもちゃんとしてたしコーヒーも美味しかった。お店のスタッフのおじさんが気さくな感じで楽しかった。
駐車場はないため近くのコインパーキングに止める必要がある。

雰囲気の良い店内
食べごたえのあるホットドック

帰り道にパーキングのすぐとなりにあった地元の豆腐屋さんで出来立ての豆腐を食べた

強羅駅の目の前。100年以上続く人気のお店らしい。「しゃくり豆腐」が名物で、"しゃくる"は"掬う"のこと。釜から豆腐をおたまでしゃくってもらってそのまま食べられる。
水がきれいなところは豆腐が名物になる。

風呂&サウナ 天山湯治郷

友人が「前に行ったときにめちゃくちゃ良かった」というのでやってみたものの、ググってもネットにそれほど情報がなく(控えめな公式ページがあるくらい)、到着するまで謎な施設だった、が!、結果めちゃくちゃすごかった!自分の中でサウナランキング不動の1位だった「御船山楽園ホテル らかんの湯」に匹敵するといっても過言ではない満足感だった。

まず何がすごいかというと、日本的な美しさが詰まった木造の建物。
かなりの敷地面積(8000坪あるらしい)にちょっとした城みたいな作りになっている。創業は1966年なので60年ほどの施設らしいが、隅々まで掃除が行き届いており凛とした清潔感がある。公共浴場に分類されるが高級旅館顔負けのかっこよさ。

館内は写真撮影禁止なので玄関しか撮れない。テキストだけではあの感動を伝えられないもどかしさがつのる…

天山湯治郷は湯治のための施設であり、そのためか施設内の撮影は禁止されている。禁止しないとそのへんでずっと写真を撮る人が現れて湯治の施設として心休まらないのでそういうことかと思う。そして撮影が禁止であるためネットにあまり情報がないのだろうなぁ。近年ではなかなか珍しい施設。
落ち着いてお風呂に入れるように、HPにも「集団で来るな」ということが明示されている。駐車場が140台もあるが、観光ツアーでの来館も禁止している。静かな施設づくりのためのガバナンスが効いており、実際に館内もお風呂も大きな声を出す人が全然いないことに驚いた。

天山湯治郷には施設内に「天山」「一休」という2つの湯屋と、「羽衣」という湯治宿がある。今回は「天山」にだけ入ってきた。建物に負けず劣らず風呂もすごい。

風呂はほぼ全面が露天風呂という感じで、山に隣接した立地を活かして自然の中で湯船に使っている感じ。自然の中に全裸でいる感じ、独特の気持ちよさがある。温泉は源泉に直結し、かつ湧水量が多いため毎晩お湯抜きをして浴槽の清掃しているらしい。清潔感が高く感じるのはそのためかもしれない。

男湯。公式ページから。
男湯。公式ページから。
女湯。公式ページから。
女湯。公式ページから。

脱衣所と浴場の境界が曖昧で開放的な造りになっており、脱衣所独特の窮屈さ、不潔さがない。

男女ともにサウナと水風呂もある。
男湯は窯風呂(スチームサウナ)があり、女湯は源泉蒸し湯(スチームサウナ)に加えドライサウナもあるらしい。妻の感想を聞いているとどうやらサウナは女湯のほうが条件が良いらしく、大体温泉は男湯側の設備のほうが優遇されている場合が多いがそれも珍しい(男女湯の入れ替えもないらしい)

男湯の窯風呂。公式ページから。

経験上、男湯のスチームサウナはなかなかにむさ苦しくて好きではなかったが、清掃が行き届いているこの施設では一定安心して入ることができた。水風呂はやや温め(18℃)だが緑が多いせいか体感温度が低く良い感じ。
外気浴は山の緑を見ながらゆっくりできる。全裸のまま上がれる畳スペースもありそこで寝転んだりもできる。とにかく綺麗で、開放的で、最高。

お風呂上がりには、川の音を聞きながらゴロゴロできるリラックスエリアもあるし、カフェ、レストランエリアもある。レストランはメニューも多く、料理もかなりしっかりしている(のに高くない)。席数も多いのでお昼時でも比較的すぐに入れそう。

公式ページから。ここが最高だった。1日中ここで本を読んでいたい気持ち良さ。
レストランスペース。公式ページから。

今回は「天山」しかいけなかったが、あまりにも良かったので「一休」も行きたいし、もっとゆっくりと時間をとって行きたい。羽衣で宿泊もできるそうだが、湯治宿ということで湯治に専念するために3泊4日のプランが基本らしい。簡素な宿泊施設らしいがそれがかっこいい。滞在中は「天山」「一休」を自由に利用できるそう。本当に疲れたときは絶対にここに宿泊にこようと思っている。

自分は土曜日の昼前に行ったのだが、その時間では観光客らしい外国人は全く見かけなかった。箱根の街の中はかなりの外国人がいるが、そもそもネットに情報が少ない(おそらく外国語情報はもっと少ない)上に、わざわざ風呂のためだけに公共交通を乗り継いで来る人もいないのかもしれない。実際に来てみると外国人観光客が喜びそうなTHE JAPANな見た目の施設なので相当人気になりそうであるが、そういった人が増えると湯治場としての落ち着いた雰囲気もまた損なわれるのだろうなと思う。インバウンド観光 難しそう。
撮影禁止と言われてもインスタにupしてる人はいるわけで、施設の雰囲気を少しだけ垣間見れることができる

駐車場は140台もいけるそうだが、人気のため午後に行くと駐車場入場列ができるらしい(公共交通でいくルートもある)。また、支払いが基本現金で付近にATMもないため注意が必要。(レストランだけクレカが使えた)
こんなに最高なのに、「天山」の入館料は1450円…。もっとお金を取ってくれ〜


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