僕が漢方薬を処方しない理由(わけ)
割引あり
僕は、漢方薬を処方しません。
処方の仕方がわからないから。
精神疾患に著効を示す漢方薬が無い、というのもあるけれど。
心身医学会などで漢方専門医の先生方と話すのは好きで、しかし話を聞くほど漢方薬は僕の手に負える薬物ではないように思えてくる。
まず「証」とやらを診る技術が無いし、修得しても診察時間やスペースの問題で臨床に導入するのは多分無理。
症状は同じでも処方される漢方薬は違ったり(同病異治)、同じ薬が異なる症状に対して用いられることがあるそうで(異病同治)、そこに至っては漢方薬は「素人」が安易に処方して良い薬ではなさそうだ。
ここから先は
1,383字
/
1画像
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?