No. 43 「宿題なし」について思うこと

連続投稿になります。気ままに書いていきます。

「宿題なし」この言葉を聞いてどう思われますか。

まず、私の立場として・・・・

「宿題はなしでよい」

と思っています。これは1年目からずっとそう思ってきました。理由は次の通りです。

①授業時間内に力をつければよい

②意味のない、宿題は作業になってしまうから(ただ修行のように書く漢字、音読カード、計算ドリルの答えを写すだけなど)

以上の2点です。

ただし、宿題は全てが悪いとは思っていません。従来の昨年度と同じような宿題の形にするぐらいなら、宿題なしでよいと考えています。

本校のボスがこんな話をしていました

「私が、教育委員会にいるときの話です。電車に乗って出勤するとそこには、作業のように漢字をただ書いている中学生か高校生がいました。先生方はその姿をみてどう思いますか。」

私がこれまで考えていたことと、一致しました。そこで、宿題なしにして、子どもたちに「自分で計画し、自分で進める家庭学習」に本校も舵を切りました。

しかし、昨年度から進める中でいくつか問題点がでてきました。

【問題点】

①上位の子と下位の子との差が出てきてしまった。

②やらない子はやらない。

③やらなくても、テストで点数がとれる。

④よって、本当に家庭での学習習慣が全員についているか。

⑤そのほかいろいろと

(毎週計画表を立てています低学年はこれまで通りの宿題です)

そここで、今読み終わった本がこれです。

・自宅学習の強化書(葉一:フォレスタ出版 2021)

【感想】

とても参考になりました。勉強を作業にしてはいけないことや、勉強の仕方は色々とあるということ。時間的な量でなく、勉強の量などいま自分が迷っていたことに対してたくさんのヒントをいただけました。

学習計画のコツや教科によっての勉強の仕方をかえることなど、詳しくは書きません。しかし、「なるほどな」と思いながら読んでいました。

葉一さんもそうですし、自分も同じことを考えていました。昨年度、コロナで学校が一斉休校になりました。その時に多くの学校で学習プリントを作成したように思います。そこで、私たちも子どもたちも本当につけなければいけない力をつけていないことに気付いたと思います。それは・・・

「自分の力で学習を進める力(主体的に学び続ける力)」です。

その力つける一歩目が「宿題なし」であります。ただこれまでの反省として、いきなり「なし」にするのではなく、「選択制」などにして「学び方」を学ぶ必要がありました。

今回読んだ本やそれ以外の勉強の仕方の本を読んで、まとめていきたいです。

(オリンピック終わりましたね。このような状況で日本に来てくれたことに感謝。世界の選手の皆さんに感謝です。そして、運営してくれたスタッフ、ボランティアのみなさんに感謝です。3年後がもう楽しみです)


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