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「病院の領収証」そんなに大事ならもっと早く教えてよ!

3月某日のこと。休日だったので家でゴロゴロしていました。
すると唐突に「おい、1年分の病院の領収証出せよー!」と、父から請求されました。

一体何の事かと思って尋ねたところ、「医療費控除」の申請をする為に、家族全員分の病院の領収証をかき集めていたのです。

ところで「医療費控除」とは何かというと、
1年間に支払った医療費(扶養家族の分も含む)が一定の金額を超えた場合(一般的な目安は10万円)に「所得控除」が受けられる制度です。
控除を受けるには、1年間の医療費をまとめた「医療費明細書」を作成&確定申告の際に提出する必要があります。

気になったので調べてみたところ、
医師・歯科医師による診療・治療の対価(美容目的は対象外)だけでなく、治療に必要な松葉杖や義手等の購入費、入院時の部屋代や食事代、治療の為のリハビリ費用等々、控除の対象は意外と幅広い事が分かりました。
持病があって通院していたり、怪我の治療にお金がかかったりした場合には、ありがたい制度だと思います。
(控除対象になるか国税庁ホームページで確認する必要があります。)

仕事柄、「※セルフメディケーション税制」という言葉は知っていた(実際に利用した事はありません…)のですが、「医療費控除」というものは知りませんでした。

セルフメディケーション税制とは?

スイッチOTC医薬品(医療用医薬品から市販薬に転用されたもの)の年間の購入額が「12,000円を超えた分」について「所得控除」を受けることができる制度。
従来の医療費控除よりもハードルが低い。
(従来の医療費控除との併用はできない。)

※対象品には「税控除対象」のマークが付いています。

所得税・住民税を納めている、健康の維持増進等に関する一定の取り組み(予防接種、健康診断、がん検診等)を行っているといった、一定の条件がある。


それにしても、いきなり「病院の領収証を出して」と言われても困るのです。
領収証の重要性を知らないのですから、貰った後どうしたのか覚えていないのです。
引き出しに入れた様な気がするし、費用が安いから帰ってすぐ捨てた様な気もするし…という感じでした。

1年間を振り返ると、我が家でそこそこ医療費がかかっているのは祖父と父で、私自身は眼科に1回行っただけで済んでいますし…。

そんなに領収証が大事なら、もっと早く教えて欲しかったです!!

念のためと思い引き出しを漁ったところ、ラッキーな事に眼科に行った時の領収証が出てきました。
さらに、会社で加入している健康保険の明細書が給料明細を入れているファイルから出てきました。

恥ずかしながら、訳も分からずに受け取っていました。健康保険の明細書って、こういう時に必要なんですね…。
お金に関する知識の必要性を痛感しました。

父のおかげで少し勉強になりました。ありがとうございます。


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