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本がたくさん読めるようになるコツ

私は、月に30〜50冊ほどの本を図書館で借りています。
貸出上限が20冊で&2週間に1回を基本に、あとは予約の受け取りだったりあまりに性分に合わない本は読まずに返して違うのを借りたり。
結構自由に楽しくやっていて、図書館にいけないとウズウズしてしまうほどです。

この話をすると、10人中9.8人ぐらいの人に驚かれる印象だ。

「なんでそんなに本を読めるのー!!!信じられなーい!!!」

という具合に。
全く苦痛ではない。小説を読み耽って世界観に入り浸ったり、知的好奇心をぐいぐい刺激してもらう時間がたまらなく好き。

もちろん、私個人の性格によるところが大きいとは思っていますが、多分それだけではないと感じています。
なぜそう思うのかなのか、私の本の読み方を少し紹介してみますね。

超自己流、たくさんの本が読める、本の読み方

1・どんな味か想像できる状態にする

皆さんは本を読むとき、どうやって読みますか?
最初からめくって順に読みますか?

私は、違います。

・表紙トビラや裏からめくったところにある著書プロフィール、出版年増刷情報見る
→人となりがわかるとどういう方面から書かれた本なのかがわかる
→出版年や増刷情報がわかると、この本がどれぐらい読まれていそうなのか、何年前の話なのかがわかる

つまり、目の前に運ばれたお料理がどんな味なのか温度なのか、そんなことが少しでもイメージるようにするのです。

突然食べてめちゃ熱かったらびっくりしませんか?
熱いかなー冷たいかなー、辛いかなー甘いかなー、そんなことが少しでもわかると、とっつきやすさが変わります。

2・味見をする

なんとなく本の背景が見えたところで、本文を読んでみます。
しかし、ここでも私は最初から読みません(笑)

・目次を見る
→気になる項目のページをいきなり読む
→興味がそそられたらそのまま前後を読んでみる

・小見出しと太字と図を見る
→興味がそそられたらそのまま前後を読んでみる

そう、味見して美味しそうなところをまず食べるんです。ちょっと難しそうだなと感じたものでも、食べてみて美味しかったらぐいぐいっと食べ進めることができます。
一口めは、あなたの大好きから始めてみましょう。
読まずに「見る」ぐらいの感じで良いですよ。

3・全部読むことを正義としない

本を読み始めたら、なぜか全部を読まなくてはいけないと思っていませんか?
読み残しは、悪だと感じていませんか?

ここのマインドを変えてあげると、ぐーーーんと読書のハードルが下がります。

あなたの読書の目的が、一字一句読み残さないことなら、頑張って読んでください。
そうではなく、少しでもタメになる情報が得られたらいいな、という感じだったら、全部読まなくても叶えられるはずではありませんか?

たまたま味見して美味しかったページで「へぇ〜!そうなんだ!」と一つ発見が得られたら、その本を読んだ価値が大いにあったといえます。

私は、これをお土産1つ持ち帰ったらOK!と伝えています。

読めなくて凹んでしまって意欲が出ない、ページが進まなくて停滞している、そんな状態であるのなら、その本を一旦脇において、別の本を手に取ってみてください。
きっと小さいお土産がたくさん手に入りますよ。

どうしても読みたくなった本は、また借りたらいいし、買ってもいいし、可能であれば貸出延長もできます。
これをお読みの方は24時間365日すべてを自分の時間として使えていないはずです。読みたいつもりだったけど読めなかったということは、あなたのやる気の問題だけではないのでは?

本は逃げていきません。あなたが手を差し出せば、また手に取ることができます。
今生の別れのように惜しむ必要はありませんよ。
さ、肩の力を抜いて。

そもそも読む習慣がない・読むのが遅いと感じている方へ

本を読む習慣がない!!という人は少なくないのでしょうか。
きっと、本の意欲がものすごく低いというよりはそれ以上に手にするものが多いとい、つまり、スマホの方が圧倒的に優っているという状況ではありませんか?

これを打開するには、「スマホ<本」の状態を1日のうち数分でも作ってしまいましょう

目のつくとろに1ステップで手に取れるようにする

簡単です。スマホより本が目立つようにしてしまうのです。
いつも寛ぐソファの横に置いておく、カバンに常に1冊入れておくなど。
パラパラめくってみて、「お?!」と思ったところを1段落だけ読んでみる。
そんなところからスタートしてみませんか?

もう一つ、時間を確保してしまうのも良いです。
手帳やスマホの通知を利用して「読書の時間」を確保しましょう。
先にご紹介した本の読み方であれば、5分でも1つのお土産を手に入れることができます。
あなたが「本を読んで有益だった」と実感できたのであれば、きっと明日も本を読むことができるはずです。

読むスピードは耳で鍛える

読むのがとっても遅いんです!というお悩みもよく聞きます。
たくさん読めば文字を追う力が増すでしょう。
でも、たくさん読めなくて遅かったら読書がしんどくなってしまいます。

私が実践してみてよかったこと、2つ紹介しますね。
些細なことなので、ぜひ今日からやってみてください。

1・音声を早く聞く


活字は脳内で音声に変換されます。なので、耳で聞いて理解するスピードが上がると本の文字を脳内で再生するスピードも上がってきます。
音声メディアやオーディブル、Youtubeなどたくさんの音声がありますので、再生速度を少しずつ上げてみてください。

2・文字を指で追う

文章を読むとき、読んでいる文字を指でたどると、グッと集中できます。
本はどうしても下から上、右から左と目線が大きく動きます。
このとき、指のガイドがあるとスッと次の行へ進むことができますよ。
まさかねー?!と思ったら騙されたと思ってぜひやってみてください。

本を読むときに忘れてはいけない一番大事なこと

読み方のテクニックより大事なのは、その本を手に取った時の「動機」「興味」を忘れないことです。きっと何か理由があったはず。
その気持ちを思い出しながら読むと、「自分事」として本を主体的に読むことができます。読みながら、自分自身と対話してみてはいかがでしょうか。

主体的に対話をすることで、記憶に定着しやすくなりますし、行動にも移しやすくなりますね。
自分への興味がより一層深掘りされていくので、自己理解にも繋がっていくと思います。

いかがでしたでしょうか。
本を手に取ってみようかなとお感じになったのなら、幸いです。ぜひ一緒に読書を楽しみましょう〜

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