見出し画像

新たなスタートを前に

既に書いてきました(失敗の原因と次への模索 他)が、来年度の受験対策として予備校と講座を変え、新たな気持ちでスタートを切ることにしました。

先日、ふと思い立って受験を始めた当初から今年までの成績(今年の分は当然ながらあくまで見込み)を数字で比較してみました。

すると、全体で見ると受験4年目辺りから成績が伸び悩んでいることに今さらながら気がつきました。

去年、初めて惜しいところまでいったように見えるけれど、実は一度平成29年に択一基準点を越え記述の基準点には一歩及ばずという所までは届いており、その後低迷が続いてようやく再浮上してきただけの話だな、と再認識しました。

そして、今年はその去年と比べて変わっていないか、むしろ若干また下がっているかもしれないわけで、こうした状況を打開しないといつまで経っても同じことの繰り返しになりそうです。


受験3年目で予備校を変えたので、成績が伸びたのはちょうどその翌年ということになります。伊藤塾に移って初めて本試験の土俵に上がれる力はついたということなのだと思います。

伊藤塾で教わったことは、具体的な勉強内容だけではなく、法律家を目指す者としての姿勢や覚悟という精神的な部分も多く、実際に自分が身につけられたかどうかは別として、塾長のコラムをはじめ先生方の発信は受験生の心の指針となるものでした。

そうしたことは今後も自分の支えとなるでしょうし、模試などで引き続きお世話になるつもりです。

そして何度も書いてきたことですが、スタンダードコースの内容は合格するためには充分な内容でした。
私の場合、その中身を完全に消化するに至ってこなかったことが今年までの敗因であり、繰り返して完全に血肉にするためには自分にとっては分量的な負担がやや大きかったのではないかということに気付きました。

学習経験者のために同じ伊藤塾ではアドバンスコースという講座が用意されているのですが、メイン講座以外の所ではこれまでもちょくちょく利用させてもらっていたLECの講座も検討した結果、択一ターゲットのパックを申し込みました。

インプットとアウトプットを同じテキスト上で同時に行うという、効率を重視したスタイルが今の自分には合っているのではないかと考えています。
何よりズボラな私には教材も講義もできるだけコンパクトなものがありがたい。

講義内容は去年のものですが、テキストは更新されているということだし今年はさほど大きな改正を意識する必要がないので改正講義で補充すれば大丈夫でしょう。


そうした、新たな一歩を踏み出した背景には、ある方から「少し気分を変えてみるのもいいかもしれない」という示唆をいただいたこともありました。

一昨年から、ある合格者の方(もう開業されてるので先生と呼ばせてもらってますが)から、折に触れ励ましや情報をいただいてるお陰で受験を続けてこられているのですが、実は去年の不合格の後も同じ言葉をかけてもらっていました。

去年は我を通してしまったので結局同じ講座を再受講したのですが、今年はその方の言葉にハッとさせられました。
初心を忘れかけているということもあるし、この際、学習スタイルを一新して、新しい先生にビシビシと鞭打たれるというドM環境に自分を追い込んでみたい。

講座の内容については、ヒントをくださった合格者の方の同期の方のお話や、他にも択一ターゲットを受講してきた方の感想をちらほら伺って参考にさせてもらいました。

そういった後押しがあったおかげもありますが、「合格者や実力者がこの講座を受けていたから」ではなく、自分が来年合格するために最適な学習スタイルはどれか、という観点で選びました。

予備校や講座を変えること自体が目的ではなく、自分の中の覚悟を新たにする契機として、今さら感はあるけれど形から変えるところから始めてみたい、とちょっとカッコつけるとそういう言い方になります。


現在のところは、まだ伊藤塾のテキストやドリル、過去問集を解きながら開講を待っている毎日です。

記述の雛形ドリルに関しては、基本的な申請パターンを問題形式で繰り返せるというスタイルの教材としてはこれ以上のものが見いだせずにいます(雛形集としてはもちろんいろいろ市販されていると思いますが)。
今の時期の筋トレとしては最適なので一日数問ずつやっています。もちろん択一問題も。


勉強している間は今年の本試験の辛さ悔しさといったものは忘れていられるような気がします。
時々、出題された分野に差し掛かったりすると心がえぐられたりもするけれど。

やっぱり、自分にはもう勉強するしか他に道がないのだなぁと改めて気付かされるわけですが、何より勉強できることに感謝をしなければならない。


今日は8月6日。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?