第二のストレスを抱えてしまうと原因が見えなくなる
この漂白社会をどう進むか。
クリーンな感じでいいんですけどねぇ。
そんな感情も抱きながらなんですが、言葉で伝えるのはなかなか骨が折れることではないかと思っています。
この良くも悪くも何かに包まれた社会をどう進んで行けるかは努力や根性ではないのですが、「気合い」はいるかなぁと思います。
漂白社会とは、無理やり白に近づけられた社会のことなんですが、これは偽善的なことではなく、自分の保身のためにも必要なことなんです。
ですが、表面だけ綺麗にしても内側が綺麗になっていないのが分かると思います。
どうでしょうか。
口は悪いけど心がこもった言葉を話す人と、綺麗なことを言っているけど、影ではとんでもないことを考えている人。
全ての人に当てはまることではないのですが、この影の部分が表面化してきていて、無理やり白に近づけたくなると現れるものではないか。
そんな想いです。
黒い社会
ブラック社会は存在します。
これは働き方のブラック企業とは少し違った意味合いで捉えていただきたいのですが、黒い心の部分を持って白いフリをしてしまう社会です。
うまく表現できないことが原因で、黒い部分が抑えきれなくなって社会的に間違った方向に進んでしまうもの。
原因はストレス。
「うまく」という表現が難しいかもしれませんが、ちょうどよくストレスを発散することが大事。
そんなことは十分理解していると思います。
私が気にしているのは、黒い部分はストレスとしてしっかりと認識しておいた方がいいということです。
黒い部分も白と思ってしまうくらい白を作りたくなる社会では、ストレスを曖昧なものにしたがる傾向にあります。
悪いことは悪い。
いいことはいい。
この区別もつかなくなるくらいの社会が展開されています。
例えば、地下鉄で刃物を振り回すことは悪いことです。
おそらくですが、ほとんどの人が理解していること。
では、動物園の池に落ちるということはどうでしょうか。
ここでは、池の中に動物がいれば大変なことにも成りかねません。
なので、悪いことです。
以前までは、悪いことだと分かっていてやっていたこともあります。
危ないのによくやるなぁと思って見ていたのがテレビというものです。
第二のストレス
原因は、黒い社会をストレスを感じながら、それでも少しずつ解消していき幸福や優しさを感じていたものを、ストレス自体が悪いことなので、感じないようになってきていると思いきや、感じているにも関わらず気づかないフリをする漂白社会。
思ったことも言えず、ハラスメントを気にしながら、良くもないことを「いいね」と言いまくる時代。
それが今現在の世界。
そして、少しでも煙がたつと大騒ぎにして、今まで抑え込んでいたストレスをぶつけまくる。
原因はストレスを感じていないフリをしていたことから生まれた第二のストレス。
怖いのが原因が見えないところです。
第一のストレスは原因なんか考えなくても分かりますよね。
上司だったりパートナーだったり、隣近所の人だったり、家族という方もいると思います。
それのどこが悪いのかは人それぞれですので、何が悪いかはそれぞれで。
第一のストレスを解消することも難しいのに、第二の原因不明のストレスともなると、解消することができなくなります。
例えば上司がストレスだった場合、居酒屋で文句を言ってカラオケで騒いで、なんとなくスッキリ。
そんなことでは解消されないことの方が多いのですが。
それが、上司がストレスなのに、上司は何かに包んでものを言う。
それを聞く自分も何かに包んで話を聞く。
お互い何かに包まれてはいるけど、本質はその人と合わないだけ。
お互いごまかしながら過ごしているので、どこにストレスを持っていっていいのか分からなくなります。
そうなると、どうストレスを解消すればいいか分かりませんよね。
怒りを向ける方向も分からず、ネットに転がっているものを探す。
そこでもストレスを抱えます。
そしてコメントを荒らして解消したつもりになってしまいます。
コメントを荒らして気分が良くなるということは一切ないことも分かってるんです。
書けば書くだけストレスが溜まります。
私たちは幸せになるために生まれてきました。
その道は揺るがない。
第二のストレスを解消するような動きをとっても何も自分のためにならないことくらい分かっていながらやってしまう。
「私はコメント欄を荒らして幸せに暮らしています」
という人はいないし、これからも現れることはありません。
どんな時代になっても、文句だけ言ってても幸せには向かわないのです。
見えないストレスは、そんなことも見えなくしてしまいます。
何の得にもならないことを教えてあげられない
コメントを荒らしているお友達がいたらどうしますか?
コメントだけではなく、SNSで暴言を吐いているあなたの大事な友人がいたらどのような言葉をかけてあげられるでしょうか。
おそらく、やめるように言うでしょう。
では、なぜなくならないのか。
暴言を吐いている人の周りにも友人、知人、言葉をかけてくれる人はいるはずですよね。
いるんです。一人くらい。
でも、見かけないですよね。
なぜかというと言わないからです。
自分が悪意を込めて箱の隅をつつくようなことを言って満足を得ようとしています。とは言わない。
結構前ですが、コメント欄を荒らすのって収入も高く、ある程度の地位がある人が多いらしいというデータを見ました。
会社を良くしていこう。
大事な人材だから大切に育てていこう。
共にいい社会を創っていこう。と考えて行動している人がコメント欄を荒らすような暴言を吐くことはまずないと思います。
本当に言わなくてはいけないこともあるとは思います。
ですが、記事を見て、文句に近い暴言を吐いたからといって何かが変わることはない。
そんな訳で、隠れて文句を言っている状態。
ただの憂さ晴らし。
それは人に言えないですよね。言わないというころは分かってやっている。
分かってるけどやめられないどうしようもないこと。
やっていることが分かれば、近くに居る誰かが止めてくれるかもしれませんが、それが見えない。
したがってダメなことをしていると教えてあげることができないんです。
ちょっと考えれば分かることが分からない世界。
話しは戻りますが、黒いことを白いと感じながら過ごすと境目が分からなくなります。
実際、詐欺って悪いことなんです。
人をだますして自分が裕福になっても、誰も一緒に喜んでくれる人はいなくて、同じ種類の人としか向き合えなくなります。
絶対に幸せにはならない方法です。
なのに減らない。
それが現実。
最後に
第二のストレスを感じると何に怒りを覚えているかも分からない状態で毎日を過ごすことになります。
解消しようと思っても解消されない闇の部分。
確かに多少の我慢は必要だし、キツく聞こえる言葉も必要。
すべてがハラスメント化してしまっているので、何も言えない同士、お互いストレスを抱え、そのストレスを見ないようにしているから第二のストレスへと変容。
本来、向けられる方向じゃない場所へ向かっていく。
じゃなきゃ、わざわざ不幸を選ぶ人が増えるわけがないんです。
今、ちょうど日テレのYouTubeを観てますが、コメント欄は第二のストレスを抱えた人が多くのコメントをひっきりなしに入れてます。
自分では気づくことなく、ただ楽しいからと思うだけでコメントを書く。
たぶんですが、言いたいことは他にあるんだと思いますが、気づかせてくれる環境にないことが分かります。
皆さんも第二のストレスに変わらないように、ストレスを理解すること。
それを解消できるかどうかというと、難しい問題が多いと思います。
ですが、誰か全く関係のない人を責めても何も変わらないし、悪くなる一方ということを近くにいる人にはお伝え願います。
では、長くなりましたがストレスに関してのお話しでした。
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