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iPhone版GarageBandのdrummer をmidiトラック化する

世の中の迷えるiPhone版GarageBand使いを救うために記事を書きます。

本題の前に…

唐突ですが今回の記事の技を使ってPCのDAWでドラムを叩いた曲がこちらです。
よろしければ聴いてみていただけますと幸いです。

drummer、使ってますか?

では本題に…
私はとてもよく使います。便利ですね。
ドラムとかさっぱりわからないので、  非常に助かっています。
ただ、上物の楽器とリズムを揃えてキメを作りたいな、とかちょっと凝ったことをやろうとすると、出来ないことも多いかと思ってます。
それ以外はそれっぽくベロシティもつけてくれますし、便利なんですけどね…キメの部分だけ打ち込みで作る、って手もあるんですが、微妙にベロシティとかノートの長さが合わないのと、パターンを耳コピしきれなくて、打ち込んだところだけいかにも打ち込み臭が出てしまいます。(そもそもパターンを聴いて打ち込めるくらいなら初めからdrummer使わなくてもいいです)drummerをmidiトラックにコピペして、一部だけ書き換えられればいいのに…

今回は、そんな悩みを解決するTIPSをお伝えします。(ちなみにMac版なら悩まずにできるらしいですね。なんでiPhone版利用者は毎度悲しい思いをしなければならないのでしょうね…)

drummerのmidi トラック化手順の元動画

細かいやり方は以下の動画で知りました。この先は基本この動画でやってることを見て真似しているだけなのですが、私は英語が全然わからないので、説明されている内容と異なってる部分があるかもしれません。英語がわかる方は元の動画を見た方がいいです。(そして間違ってる点がありましたら教えてください笑)
あと正規の方法ではないと思われるので、あるバージョンからできなくなったり、GarageBandがぶっ壊れたとかなったとしてもなにも責任は負えませんのでその点はご了承ください。手元のバージョン2.3.12(5189)ではできることを確認しました。

手順

では実際の手順ですが、

抽出したいdrummerトラックを複製して、2トラックになるようにしておきます。

次に、ここに録音トラックを追加します。

cleanにする、とのこと。

それから、適当に録音し、トラックの順番を以下のようになるようにします。

  • 録音トラック

  • drummerトラック

  • drummerトラック(ミュート)

そしてそれらのトラックに含まれるリージョンを全て選択し、コピーします。

続いて、一度プロジェクトを閉じ、このプロジェクトを複製して、新たなプロジェクトに録音したトラックだけ残します。
(動画では新たにプロジェクトを作ってましたが、プロジェクトを複製するとセクションを元のプロジェクトと合わせるのが面倒なので、複製をおすすめします。)

次に、midiトラック化した時に使いたいドラムセット音源を選んで、トラックに追加します。そして、それをたくさん複製しておきます。(今回は3つでやりました、なぜそうするかは後ほど説明します)ちなみにドラムセットはなにを選んでも問題無いのではないかと思われます(未検証)やってみたらリズムがずれたり、音色が変わってしまったりしたのでお薦めしません。drummerが使ってると思われるドラムセット音源を選んだ方がいいです。
それらを以下のような並び順にしておきます。

そして、ドラムセット音源のトラックに対して、ペーストを行うと、うまくいくと以下のように緑色のmidiリージョンがコピペされます。

先程なぜたくさんドラムセット音源のトラックを複製したかというと、リージョンがどのトラックにペーストされるかは、いまいちよくわからないからです。録音トラックの二つ下にペーストされたこともありました。法則はあるのかもしれませんが、コピーさえできれば特に追いたくもないですし、気にしないでおきます。また、ドラムセット音源のトラックにペーストするのがミソで、録音トラックにペーストしてもうまくいきませんでした。とにかく正規の方法でもなんでもないので、できなくて当たり前、できたらラッキーの気持ちで、少しずつ条件を変えながらチャレンジしていただければと思います。

ちなみに

ドラムセット音源のトラックではなく、ピアノ音源のトラックを置くと、ピアノのトラックにノートが書き込まれます。すると以下の方法でmidiファイル化できるので、他のDAWに読み込んで外部のリアルなドラム音源を鳴らしたりもできます。めちゃくちゃ便利ですね…

最後に

いかがだったでしょうか?おそらくMac版ではできる機能を潰しているということから、drummerが内部的にはmidi情報を持っているため、無理やり呼び出すことができるという事なのだと思われます。こういうバグ技みたいなのはなんだかワクワクしますね。小さい頃ファミコンのバグ技を見つけて楽しんでたことを思い出します。


では、よいGarageBand Lifeを!

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