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GarageBand(iOS)でMIDIファイルを出力する(MIDI Tape Recorder編)

過去にiOS版GarageBandでMIDIファイルを出力する方法を記事にまとめましたが、どの方法もこれで完璧!というものは無い、という状態でした。ですが、引き続き懲りずに方法を検討し、アプリを検証してみたところ、新たな方法が見つかったので、記事にしたいと思います。

本題の前に…

お前は誰だと言われそうなので…私はなすなす央というネタ曲ボカロPです。普段はこんな曲を作っています。主にGarageBandを使って作った、JKとかかわいいとかそういう付加価値を持たないおっさんの、一発逆転悲哀ソングです。(宣伝すみません)

iOSアプリ「MIDI Tape Recorder(MTR)」を使う

では本題に…
いくつかのアプリをちまちまインストールしては使ってを繰り返して、ついに理想に近いアプリを発見しました。それが「MIDI Tape Recorder(MTR)」です。
このアプリはMTRというその名の通り、多重録音をする機械「マルチトラック・レコーダー」を意識しているようで、UIもMIDIを多重録音するのに特化した感じになっています。
また、この手のアプリには珍しく無料(記事作成当時、2023年11月時点で有料であることを確認しています)なので、使わない手はありません。

今回のアプリ、MTRでGarageBandで打ち込んだ内容をMIDI化するには、GarageBandから「Audio Units 拡張機能」として(いわゆる楽器として)開くことがミソとなります。
MTRを楽器として読み込んだトラックに打ち込み内容をコピペすると、その情報をMIDI形式で録音することができるようになります。
MTR内に4トラック用意されていて、それぞれのトラックにMIDIが録音できます。トラックのRボタンを有効にした上で、録音ボタンを押し、再生を行うと、MTRのUI上でノートが書き込まれていくのがわかると思います。
書き込まれたノートは三の形のアイコンをクリックすると現れる、上向き矢印アイコンをクリックすることでMIDIとして出力することができます。
その他詳しい使い方はここのページをみてみてください。(録音したMIDIの再生が手元ではうまくいかなかったので、わかる方いたら教えてください)

最後に

ついにGarageBandからMIDIファイルを出力できるアプリが発見されました。実はこのアプリ、過去に目についていたのですが、tapeという文字から、音源をテープ風に劣化させるものかと思ってスルーしてました。細かく検証してみるものですね。



GarageBandで打ち込んだ内容をMIDI化できたら、ボカロエディタにそのMIDIを読み込んだり、夢が広がりそうです。が、iOSのボカロエディタ「mobile vocaloid editor」はMIDIファイルの読み込みに対応してないとか…さて、どうやって解決しましょうかね…

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