「きりりんっ!」とはなんなのか
お久しぶりです。なすなすおです。
ここ最近11/27 ネタ曲投稿祭2021秋に向けて、曲を作っていたのですが、とにかくいいネタが思いつかず、沢山のボツを産んでしまいました。
◾️錚々たるボツの数々
カントリーマアムのうた
タンスに小指ダンス
齢三歳のダイベン者
DTM名人
もうこれでよくないか
口唇を噛む / すっと治せればいいのに など
曲に起こしたもので2曲、構想だけしてやめたのを含めると7曲?ほどボツにしてしまいました。私は曲を作るのが遅い方なので、ここまでボツにすると正直かなり厳しい状況でした。
そんな中なんとか完成したのが今回公開した「きりりんっ!」という曲です。
ネタ曲投稿祭2021秋 素晴らしい曲の数々
http://www.nicovideo.jp/mylist/71481133
背景とコンセプト
今回の曲は、悩みに悩んだ私が「自分の好きなものについて考えてみよう」と思って、色々考えたときに思いついた曲です。
私は某アニメの妖精が好きなのですが、その妖精の名前が「くるるん」といいまして、基本「くるるん」としか喋れないのです。そして、たまたま10月ごろに、このくるるんしか喋らない妖精が歌を歌う回が放送されまして、そこで私は思いました。
きりたんが何かの拍子に「きりりん」になってしまって、後半きりりんとしか歌えなくなったら、面白いのではないか
そこからはいろいろ肉付けをしていき、
基本コンセプトは私の不変テーマ「働きたくない」
かわいいものは働かなくていい
かわいいアピールをするきりたん
かわいいものに変えられてしまうきりたん
みたいな感じで書きたいことがまとまってきました。また、せっかく好きなものから始まった曲なので好きなものをどんどん出していく形にしようと決めました。
曲のこだわり
今回の曲は、サビの歌詞がずっと空白で(最初に決めたのが「きりりん」って歌うということだけだったので)そのまま曲を作ろうとしたら曲先になるためか全然メロディが思いつきませんでした。そんなわけで今回は既存曲をパク参考にさせていただきました。
なぜこの曲を参考にしたかは忘れてしまいましたが、たしかキャッチーな曲…と思いついたのがこの曲だった、みたいな感じだったと思います。
この曲のサビの G A D D G A …といくのを真似させてもらいました。
原曲がここからまたD Dと行って、「ご飯がおかずだよー」というのですが、個人的にここで一呼吸置いてる感じがして、そこにもうすこし勢いがほしかったので、ベースが上に上がっていくコードを仕込みました。
そんな感じで以下のようなコードにしてみました。
◾️サビ
このコード進行に歌詞をゴリゴリ多めに盛り込んで、メロディが出来上がりました。
あとのところは詩先、メロ先でいつも通り作っていきました。
◾️イントロ
サビのコードをちょっと変えてるだけですね。
◾️ Aメロ
Aメロはほぼ脳内再生されたメロディにコードをつけました。Bに転調してますが、脳内メロがそうだったのでそうしました。
特筆すべき点があるとすれば、二回目の終わりに「ネッコに顔を踏まれたい」のメロディをぶちこんだので、そこだけちょっと変化つけてます。
◾️Bメロ
Bメロはコード先で、サビ前にBドリアンを使ってちょっと変化つけてるという感じです。
間奏はメモが無かったので、語りません(笑)
歌詞のこだわり
今回の歌詞はこんな感じです。
サビの(鳴き声)から始まって、ごはんはおかずを聴いてサビを作り、AメロBメロを埋めました。
Aメロには「秋の未確認生物」「ネッコに顔を踏まれたい」など、好きな曲を引用させていただきました。
Bメロ「シャオシャオレイレイ双生児」は「リンリンランラン双生児」を現代にアレンジしました。
で、今調べて気がついたのですが、リンリンランラン双生児の元ネタはパンダではなく双子デュオで、パンダはランランカンカンなんだとか。で、ランランカンカンは双子じゃないかも?なんかこれパロディのはずが恥ずかしいことになってる奴だ…
(まあでもパンダの話してもいいか。動画にパンダも出したし。)
サビ「毎日 ゴロゴロ EveryDAY」は、「毎日がエブリデイ」という使い古されたニートネタからの引用です。そこにゴロゴロを足して布団から出たくない感を出しました。
使ったプラグイン
歌はneutronのきりたん(いつもそうですが書き忘れてました)
「はい!」っていうところや「きりりん!」のたころはvoiceloid も使って、とくに「きりりん!」部分はmelodyneで音程変えたりしました。
音源は冒頭のリコーダーがフリーの「RECsoprano」、これにnectarのコーラス加工で音程をちょっとぶれさせて、あんまり上手くない感じにしてみました。また、ソプラノリコーダーの音域を超えていた部分があったので(本当は曲を作る前に音域を考えておくべきなんでしょうが、私は諦めない…!)ピッチシフターを使って無理やり音程を上げました。吹いてみたの挑戦待ってます←
コードはGarageBandから適当にPADをチョイス。ベースはstandard bass、ドラムはsampletank4から使おうと思ったのですが何度音源を読み込んでもDAW(cakewalk)が落ちていくので、諦めてGarageBandから909と何かを。
ピコピコ音は magical 8bit plug。今回はゲーム好きのきりたんのためにピコピコ音は入れたかったので、リコーダーと音域被ってる気がしましたが入れてしまいました。
その他のプラグインはほぼ今まで通り、安定の以下布陣です。
DAWははじめGarageBand、あとcakewalk。
ボーカルトラックにはnectar、他トラックにはneutron、音量バランスをtonal balance control でみてマスタリングはozoneです。
動画のこだわり
ネタ曲ということもあって、動画にはとにかく骨が折れました。
前回からやり始めた「顔が簡素なきりたん」は画像1枚作るたびにaviutl側で結構な作業がかかるので、きりたんの登場シーンが増えるたびに単純に作業が増えていきました。
ざっくり言うとコントラストを強くするレイヤ、肌色を単色化するレイヤ、濃い肌色を単色化するレイヤ、顔のレイヤ(事前に別ソフトで顔を描いておきます)、黒を抽出するレイヤ、エッジを抽出するレイヤを順に重ねていきます。
さらにそこで黒が出過ぎたりする部分をマスクでクリアしたり…などなど…あれ、これ一から描くのとどっちが楽なんだろう…???
今後のことを考えて、ワンタッチのフィルタがけくらいであんな感じの絵が作れればいいのですが…改善がないと今後きりたんの登場は減るかもしれません。
Aメロでは「歩くMV」をきりたんでやりました。子牛さんがこういう横からの画面で歩いていくが好きだと聞いてから、毎回レギュレーションのごとく入れるようにしています(といいつつ前作入れ忘れてました)
今回は結構頑張りました。ちゃんと足踏みしてますし、背景も動いています。(また間奏で完走でお借りしたこの歩行モーションをお借りしました。)
今回は好きなものを取り込んでいく形にしたので、動画も好きなものを真似させていただきました。
また、「ボカコレの時にだけ現れる妖精」から概念をお借りして、ネタ曲投稿祭の時にだけ現れる神様に登場してもらい、きりたんを変身させる役割を担ってもらいました。
そして、今回の曲は、「きりりん」がかわいくないと話にならないので、珍しく真面目に絵を描いてしまいました。実際描いてみて、ちょっとかわいくないな、と思ったらボツにするくらいには力をいれました。何で私こんなことにマジになってるんでしょうね。
最後はこちら。これを入れたいために無意味に曲について語るパートをぶち込んでしまいました。
あ、、シェイクスピア先生入れ忘れてしまいました…でも大好きです…
あとはTwitterに上がってたヤバそうな素材をお借りしました。使い道があろうとなかろうと使わせていただきました。
また、今回は間奏で「乾燥」させてみました。布団乾燥機の素材が見当たらなかったので、炊飯器で代用させていただきました。
最後に
今回はネタ曲投稿祭2021秋の特別賞審査員としての顔も持っているので、皆様の曲をたくさん聴かせていただきます。
※ランダムで再生するのは事前に行っておいて、個人的に賞をあげたいノミネート作品をニコ生で配信することにしました
賞の選定が終わったら…
一年位作曲活動を休止したいと思います。作曲の時間が取れないだけで、皆様の曲を聴いたりTwitterは引き続き行いたいと思いますので、引き続き仲良くしていただけましたら…と思います。
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