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Polimi Design PhD festival 2020 Day2

PhD festivalの2日目です。今日は、デザインのPhD教育に力を入れている世界各国の大学からゲストスピーカーをPolimiがお招きして、博士課程の学生向けにトークセッションが開催されました。

タイトルは、「Framing the debate on research through design」です。

世界各国の大学のゲスト

Imperial College, Carnegie Melon, Aalto, UNSW, Umea, Delft, IITからゲストスピーカーが招かれていました。これだけの大学から教授陣が一度に集まって、博士課程の学生向けイベントで研究のあり方についてディベートがなされることそれ自体がすごいなと、シンプルに思いました。

博士課程は、「知識の創造」が求められます。その後、研究者として歩んでいくための最初のプロジェクトです。その知識の創造のあり方が、どうあるべきか、それが時代とともに変わってきているということで、各大学の事例から議論がなされました。テーマは、Process, Prototyping, Codifyingの3つ。議論は熱がこもり、発散してましたが、デザインによる知の創造を巡って様々な角度から意見が飛び交いました。

答えは出ないが、見えてきたコンパス

答えは出ないですが、いくつか見えてきたコンパスがあります。

・良質な問いを投げかける必要がある。
・そのためには、良いレンズが必要である。
・やはり、変わらないことは、デザインの知の体系に、新しい知識の欠片を積み上げること。
・良質な問いを投げかけるためのデザインというのがあるのではないか。

その後、同僚の学生とも話しましたが、その反応が面白かった。

・また同じような話をしている。もう聞き飽きた。
・デザインのアウトプットの正当性を守るために、構造化する必要がある。
・結局答えの出ないこと。でも、◯◯のためのデザインという考え方をもらえただけでも少しクリアになった。
・他大学の先生に意見を聞けてよかった。

まだまだ始まったばかりのjourneyですが、少しずつ歩み始めいますね。

Ciao Grazie!



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