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rootらしいナレッジってどんなものか考えてみた

こんにちは!
rootでUIデザインをやっているサティです。
今回、rootのナレッジってどんなものかをメンバーと一緒に考えてみました!
昨年10月にrootに入社したばかりなので、私自身、他のメンバーがどんな知恵や知識・スキルを持っているのかよくわかりませんでした。rootのデザイナーがクライアントと伴走するときに、何に関心を持っているのかを知りたかったのです。
どんなふうにナレッジを考えたのかを説明していく中で、rootのみんなの関心ごとや何を考えてrootがクライアントと伴走しているかを是非とも知っていただければと思います!

入社前のクライアントワークへの先入観

まず実際のワークを始めた経緯を話す前に、私がデザイナー転職をする前まで抱いていたクライアントワークの会社での働き方に関する先入観について少し触れたいと思います。
私の前職はデザイナーではなく、いわゆる事業会社に位置付けられる会社で、業務の中でデザイナーと関わることはありませんでした。

(詳しくはこちらの入社エントリを読んでみてください!)

一方、デザイナー転職を目指すにあたって私はデザインコミュニティに参加していました。その中でクライアントワークというのはだいたい「作って納品」で終わってしまう案件がほとんどという通説があり、僕自身もそれを素直に信じていました。

漠然と抱いていた事業会社とクライアントワークの違い

読んでいる方の中にも同様のイメージを持っている方はいるのかなと思います。

それでもrootに入ったワケ

私はコミュニティで学んでいる中で、「デザインというのはあくまで手段であり、大事なのはユーザーに価値を届けることである」と学びました。
デザインに終始してしまう働き方よりも、デザインによって事業を推進することが大事なのではという感覚を持っていました。
そのため、事業会社を中心に転職活動をしていましたが、そのさなかで私はrootに出会いました。rootはクライアントワークの会社にも関わらず、デザインの提供に終始せず共に事業を成長ができるよう一緒に成長できることを重要視しており、その点に魅力を感じました。
自分のデザインに対する考え方とrootの目指す考え方は一致しているのではと感じ、入社を決意しました。

ナレッジについて考えたきっかけ

先ほど述べた通り、私はrootのデザインに対するアプローチに魅力を感じました。
事業成長貢献とユーザーへ価値を届けることを、クライアントワークとして関わりながら実現しようとしているからです。
rootでは支援させていただいているクライアントの事業フェーズ、事業規模ともに多岐に渡っています。そのため、メンバーは皆、フェーズ・規模の経験が豊富で、その経験をナレッジとして貯めているに違いないと感じました。
皆が各々貯めているナレッジを明らかにし分類できれば、価値の提供に必要なナレッジの全体像が掴めるはず、そう思って社内のメンバーに声をかけて、「ナレッジの分類ワーク」に取り組み始めました。

ナレッジの分類ワークを実施して気づいたこと

ナレッジ分類ワークは以下の要領で実施しました。

  1. ナレッジ分類ワークはrootのデザイナーが価値の提供に必要なナレッジの全体像が掴むためにカードソーティングの手法を用いて実施しました。

  2. 実行の手順

    1. まず参加者個人がそれぞれが持っているナレッジをどんな粒度でもいいので列挙する

    2. 次に集まったナレッジについて類似性が高いものをグループ化していく

    3. 最後に各グループをさらに探求したり、グループ間の関連性を言語化していく

  3. その結果rootのデザイナーの頭の中がどうなっているか、それぞれが何に関心を持っているのか見えてくるようになりました。

ワーク1回目
ワーク2回目

この気づきの部分について噛み砕くと、たとえば「事業フェーズごとにクライアントがデザイナーに期待すること」などはrootのデザイナー特有の関心ごとのように思いました。他にも「わかりあうための技術・共感」、つまりはコミュニケーションを円滑に運ぶために必要なこと、は自分も案件の中で迷う部分があるため関心が強く、また共感できる内容でした。
私たちはこのワークで分類された内容を整理し、rootのデザイナーの脳内マップを描いていきました。

rootのナレッジを抽象化してみた

rootのみんなの頭の中

ワークショップを実施したことで、rootのメンバーはデザインを作る上での一般的なデザイン知識だけでなく、デザイン領域以外の関心領域があることがわかりました。 各領域ごとになぜrootのデザイナーはこれに関心を払う必要があるのかを具体性を持って説明すると、例えば

  • 事業運営について

    • PMFしているかどうかなど事業フェーズに応じて、プロダクトオーナーがデザイナーに期待することが異なります。rootのデザイナーは事業の状態からデザイナーへの期待を読み取り行動に移していく必要があります。

  • 経営について

    • 開発チームのリソースを持続的に運用することで、事業の目標達成まで走り続けることができます。rootのデザイナーは、チームの開発効率を最大化し生産性を向上させられるよう、プロセスを改善していく必要があります。

  • チーム運営について

    • コラボレーション、コミュニケーション

      • プロダクト開発にはたくさんの役割や立場のメンバーが関わります。デザイナーが必要だと思うメンバーを巻き込んで相乗効果を高めたり、共に振り返りをして改善点や解決策を出し合ったりするためにもコミュニケーションは必要です。

私はこのワークを通してrootのデザイナーはデザインを作ること以外にも事業・経営・チーム運営などデザイン領域以外に関することへの興味関心が強いことに気づきました。
これはrootのVision Missionでも語られているものと通ずると感じています。

例えば「芯を問い、成長に貢献する」は働き方的にデザインを作って終わるという関わり方ではなく、「事業成長に貢献するためにできることは何か」「ユーザーに価値を届け切るにはどうしたらいいか」ということを常日頃考えて取り組んでいることの表れなのだと思います。

事業やチームのことをクライアントと一緒に考える仲間募集中です

rootはクライアントワークとして事業成長やユーザーへ価値を届けることを目指す会社です。
それはrootのVisionである「Design Doing for More〜デザインの実践を個から組織・事業へ〜」に現れています。
ワークを通じてメンバーはビジョン実現のために日頃からクライアントの事業フェーズやチーム運営について関心を持っていることがわかりました。 クライアントワークだけど事業とチームのことをこんなに考えて行動してるrootに興味を持ってくれた人とぜひ繋がりたい。アクション待ってます。

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