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倉庫作業のお仕事1カ月完走記録#367


はじめに


タイトルの通りです。
1カ月前まで、およそ1年間無職をやっておりましたが、この1カ月は狂ったようにお仕事をしておりました。

飛脚で有名な某宅配会社の倉庫で、朝から夜まで1日平均10時間程度、馬車馬のように働いておりました。

結果、1カ月で筋肉が5kg増加し、体脂肪率が約4%落ちました。

この1カ月完走してえらい。本当にえらい。
(たまに罵声が飛び交う職場です。草)

来月からデスクワークの仕事に就くので、いったん倉庫の仕事とはお別れしますが、この1カ月で気づいたことをいろいろ書いていきます。

挨拶。

体育会系っていうこともあって、大声で挨拶するだけで、とても仕事がしやすくなった。もちろん挨拶が全てじゃないけど、挨拶を続けていることで先輩方も、年上年下関わらず徐々に会話をしてくれるようになり、いろいろな情報を教えてくれるようになっていった。そして徐々に仕事も任せてくれるようになっていった。

職人気質な人もなんとなく助けてくれるようになったりと。
挨拶強いなあと。

実は、自分は過去にこの仕事についていたことがあり、業務内容をある程度わかっていまして。
この前提を抜きにしては語れない話しではありますが、それにしても挨拶の効果は凄い。

昔と今では業務フローもある程度変わっていたし、何よりいきなり来た新人が「俺、仕事わかってます感」を吹かせるとあっという間に嫌われてしまう気がした。

それを防ぐためにも本当に挨拶大事。
今は朝、会う人にはだいたい挨拶するようにした。

帰りも同じく。

笑顔

次に笑顔。
挨拶が出来るようになったら、挨拶に笑顔を混ぜる。
本当にそれだけ。ほんとにそれだけで上位0.1%に入れる。なぜなら誰もそれをやらないので。

これを加えたことで、さらに仕事がやりやすくなったかどうかはわからないが、やって損はないでしょう。

そういえば、昔自分に、この仕事を手ほどきしてくれた人(私の師匠)も笑顔で相槌してたな。思い出した。

雑談

STEP3
軽く関係性が出来たら雑談を混ぜる。ただだいたいは聞き役に回る。

「うぃっす」の挨拶から始まって、相手の話をほとんど聞く。
倉庫の中は、ベルトコンベアが回っているため常時ノイズが発生しており、小さい声だと聞き取りにくいのだが、なんとなく雰囲気で「へえー」「そうなんですねー」「すごい」的な。

合コンのさしすせそ的な感じで合わせる。

下心があってやるというよりは、単純に雑談をしながら仕事をすると楽しいので。そういう理由。あといろんな話を教えてもらえて楽しい。
(業界あるある。裏話など)

大きめに相槌

前述の通り、軽い相槌だと伝わらないので、大きめにうなづく。

あえて嫌いで連帯

本当はやっちゃいけないんでしょうけど。
個人を攻撃するというよりは「うわー、仕事多いですね。。」「これからまた仕事ですか?(ドライバーさんは、総じて仕事量が半端なく多い)」から始まり、愚痴を聞く。

自分もなんとなく倉庫の仕組み、1日のスケジュールをわかっているのでピンポイントで話を放り込んでみる。

共通敵を作って仲良くなってみよう説

お礼

現場仕事なので、割とチームプレイなところが多く、助けてもらった時は

「ありがとうございました!」
「助けてくれてありがとうです」

と、ちゃんと口に出すことにした。
出すことで、いいことがある気がする。

言われて嫌な気にはならんでしょう。
自分だってそうです。

どのような効果があるかはわからない。

おわりに

1年前にパワハラトラブルで会社を実質的にクビになったとき。

当時の職場のメンバーとは、そもそもあまりコミュニケーションが取れておらず、それがチームメンバーからの不評に繋がったのではないかという仮説があるので、前回の反省を踏まえて「職場の人と積極的にコミュニケーションをとってみたらどうなるのだろう」をやってみたら、割かし生きやすくなった(のかもしれない)。

あと、お仕事をやりきってえらい。4日間も当欠してしまったし、家にあった冷湿布40枚をあっという間に使い切った。くらいに体がいたい。青あざが下半身にいっぱいできた。今も疲労感が抜けない。

でも、仕事に困ることは今後しばらくは無いと思う。
困ったらまたここに来ればいいや。(これは昔からある仕事なので) という謎の安心感が出来た。

とにかくえらい。

今後は仕事と読書のバランスをちゃんととっていこう。

あと

倉庫作業のノリで面接を受けたら、思ったよりもハキハキ話せてなんか余裕だった。これは副次的効果。

考察

嫌われると仕事がしづらい。好かれると仕事がしやすくなるということは、結局のところ、世の中はヒトの好き嫌いで回っているのではないか?と思いました(仮説)

言い換えるならば、人間は相手の中身よりも、その人を単純に好きか嫌いかで判断しているのではないかということです。
※もちろん全てでは無いはず。

仕事は出来ても、性格が合わないので集団から追放されたなんて話しはそれこそ無限に聞く話であって。

就職面接でも最後には「能力ではなく、自分たち(ないしは、メンバー)と雰囲気が合うかどうか」を見ているなんて聞いたりします。

事業家にプレゼンテーションをして資金を手に入れる、令和の虎チャンネル(面白いのでたまに見る)では、社長たちから、志願者に対して「何かこの人いいよね」「私たちは人を見ている」という発言をしばしば聞くことがありますが、それも同じことを言っているのかもしれません。

能力うんぬんよりも、単純に「相手のことを好きだと相手の発言や行動にも賛同したくなる」、反対に嫌いだと相手の発言や行動にも反対したくなる」感情なんていうのは、まさに人間だからなのかもしれません。めんどくさい。

そんな面倒くさいシステムが備わっているからこそ、不用意に敵を作らない為に、挨拶や笑顔が大事なんだろうなあと思いました。

倉庫内は必然的に大きい声を出さざるを得ない環境だったので、やりやすい環境だったのですが、今後オフィスという静かな環境で仕事をする際、ここで得た知見をどのようにオフィスにローカライズしてやって行けるのか。
やりながらでも考えていきたいと思います。

そして「嫌いだからと言って、頭ごなしに相手の発言や人格までも否定してはならない(意訳)。いいなと思ったところは、出来る限り取り入れる」という何かの本で読んだ(なんだっけ)一文を大切にしていきたいと思います。

健康だいじ。むりしない。ゆるゆる。
出来る範囲で。

自分は強くない、弱いということを忘れない。


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