読書感想文。障がい者差別を問い直す。第六章。
いまちょっと話題になっているので。
【レンタル障がい者】というサービスを始めます。
— 百均ニット【レン障】1/16エデン本店 (@suzu_rui12) January 10, 2023
美術館や博物館、水族館、映画館など、その他の施設で『障がい者を介助したいシーン』でご利用ください。かかった交通費だけもらいます。障がい者手帳を持っているため、施設の利用料は介助者ともに割引されることがあります。お気軽にDMどうぞ。
自分は彼の考え方には基本的に賛成なんですけど、もしかしたらこの問題、思ったよりもだいぶだいぶ根深いのでは?と思って読んでみた。
障がい者文化論なる学問の分野があることを初めて知った。
— わい@図書館大好き。無職4か月目。 (@siokaze52) January 12, 2023
今回の件で始めてハンディキャップの棚に目を向けてみた。いろんな本がある。。
手に取ったのはこの本。
「障がい者にとって普通の生活とはなんなのか?」という問いが自分の中にあったが、それに少しだけ答えてくれたのが六章だった。
なので六章以外読んでいません。
「第六章 障害者にとって「普通の生活」とは何か」
川崎駅前バスロータリーでの闘い
青い芝の会の訪問運動
青い芝の会とバス会社の交渉
「介護者」とは誰のことか
バスに乗るのは「恩恵」なのか
本当に、いろんな歴史があったようです。自分も知りませんでした。
青い芝の会とは、脳性麻痺による障がい者差別の解消を目指す団体のことです。
この手の話は、具体例を挙げて話し始めるとキリがないので、本の目次だけ挙げて終わりとしますが、簡単に歴史を知れただけでも良かったなと。
福祉は本当に難しいなと思いました。
で、六章のまとめとして
「障がい者はかわいそうな存在、弱者であるべき(意訳)」っていう考えが世の中にある。みたいなことが書かれていて、元障がい者手帳持ち(実は)としては、「あーそうだよな」ってとても腑に落ちた感覚を覚えました。
お前ら(障がい者)は俺たち(健常者)より弱い存在であるべきなんだ。
そんなお前らが、俺たち健常者よりもでしゃばるなよ。 みたいな雰囲気を感じずにはいられなかった今回の騒動なんですが、どうも昔からそうだったみたいです。
ウケるね。
著者の荒井先生は「障がい者は特定の場面において、他人より困ってる人(うろ覚え)」みたいなことを書いてましたけど、そんなこと言ったら、世の中みんな障がい者じゃん。
ってひとりでツッコんだのを覚えてます。
(本では、その定義で行けば、社会保障費が膨大になるよねみたいなことが書いてあった)。
福祉。
むずかしいね。
おしまい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?