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練習#6 段落論


読んだ本の内容をどこまで引き出せるかちゃれーんじ>

段落論 光文社新書 石黒圭


「段落」という視点から、日本語の構造について書かれた本。著者の石黒先生は国立国語研究所、なんとか領域代表(なんだっけ!!)のえらい先生。

そうえらい先生。
日本語のプロ。

日本語のプロだけあって、本書は非常に読みやすい(論理的につながってないけど、まぁ察しろ)
ものすごくソフトタッチというか、読み手に配慮した文章を書かれる先生だなという印象。受け手にめちゃくちゃ配慮したパスを出す小野伸二みたいな感じ。

10章くらいに分かれるが、各章ごとに「この章のまとめ」がある。
そのまとめだけ読んでいっても、十分振り返りになる。

某占い師さん(草)から、「読書のサブ教材としてお勧めしたい」と言われて読んだ本。

なんだろう。
この本は中心構造(筆者の言いたい事)を抜き出して終わりにはしたくない本で、どちらかというと国語の教科書的な要素を含んでおり、それこそ1行1行丁寧に読みたい本だと思う。各ページごとにメソッド的なのが詰め込まれている。


書いたらなんか出てきたな。
やっぱりアウトプットするのいいな。ノートパソコン壊れるなよ。ほんと。


Q:覚えてるキーワード
段落。節 トピックセンテンス。 章 節 語尾によって判断できる。
切れ目。ブロック。箱。チャンク。


Q1:読む前と読んだ後で変わったこと。
何度も読み返して血肉にしたい本なんだけど、覚えてる限りでいうと「段落」を意識して読もう! くらいだったでしょうか。いや、本当はもっとある。あるよ。

Q2:おすすめするポイントは?
段落の構造が詳しくわかります。他、パラグラフライティング(英語に多い文章構成。主題>その論理を支える根拠(支持)の構成が詳しくわかる。
今まで何となく読んでた本や文章も、この段落論の知識を加えると数倍面白く読めることは間違いない。

Q3:読書の中で感じ取った問いは何か。
問いを意識して読んでおらず覚えていない。


Q4:それに対する自分なりの回答。
上記に同じ。

Q5:自分なりに例をつくってみてください。
覚えている範囲で。
段落を設定する利点として竹の節の話があった。
節ごとにぴょんぴょん飛んで行けばあっという間に下から上に行けるというやつ。

同じように段落の先頭をだけを見ていけばおおむね文章は把握できる。

(以下例文)

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おはようございます。
 今日は6/4(金)です。朝起きたら物凄く天気が悪かったです。悪かったけど、頑張って仕事に行きました。
 遅刻しそうだったので、タクシーに乗ろうかと思いましたが、自転車で間に合いそうだったので自転車で行きました。
 仕事は終始平和でした。ただ座席が変わったせいで、ちょっと緊張していました。でも緊張しているという事を上司に伝えられてよかった。えらーい。
 仕事が終わってから、カフェに行きました。1時間ノートパソコンを開いて文章を作りました。ディスプレイに縦線入っちゃった。そろそろ新しいの買おうかな。
 今日も頑張ったえらい
(以上)

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※文章のつたなさはご容赦ください。

段落の先頭だけ太字にしてみました。
おわかりでしょうか?


今日は6/4(金)です。
遅刻しそうだった。
仕事は終始平和だった。
仕事が終わってから(カフェに行った)
今日も頑張ったえらい。


ね?
各段落の先頭を追いかけるだけで、何となく文章追いかけられるでしょ?
これが段落の効果の一つです(ほかにもいっぱいいあるんだけど草)


感想。

もう一回読み直してみたい。
これは良い本。いわゆる「筆者の言いたい事」を抽出して終わりにはしたくない本です。某占い師さんもおススメしている通り、かなりおススメです。というか、石黒先生の本は全般的に良い。

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